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「…グループの名前、決まったんだ」
『何ていうんだ？』
「『ワイテルズ』。頭沸いてるって意味と、面白いと尾も白いを掛けて『White Tails』って書くんだ」
『ぷっ…』
何ともあいつららしいネーミングセンスだ。そんなの、グループ名だけで楽しい集団だということがわかってしまうじゃないか
「ね、『面白い』でしょ？」
『あぁ、最高だよ』
「じゃあそんな感じで今日も弾いちゃおうかな」
『お、楽しみだな』
こんなに近くで聴くのは何ヶ月振りだろう
苦しくなる程優しい音色で、楽しかった日々が脳裏に過ぎる
きっとbroooockに声を掛けた先生は、この曲を聴いたんじゃないかと。直感的に思った
『あなたへ』捧げる、その曲の名前
『…【To You】』
口にした瞬間、堪えていた何かが一気に溢れてきて
視界が滲み、熱い雫が頬を伝う
broooockは見ないふりをしてくれた。俺は必死に涙を拭って、ピアノを弾く青年の姿をしっかりと目に焼き付けた
またこうやって話せて、大好きなピアノを聴けて、笑顔を見れて本当に良かった
もう、思い残すことは
何もなかった
→
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エメグリライ(プロフ) - 綺麗で儚くてそれでも楽しくて面白い、宰さんの作品が好きです。(告白みたいですみません。感想そのまま書いたらこうなりました。) (2021年12月25日 9時) (
レス) @page1 id: 2c3be79f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宰(つかさ) | 作成日時：2021年7月25日 0時
