16話 ページ22
【海玖side】
席に戻ると、大体の人が私を見ていた。
みんなも何のことか、察したようだ。
だけど、その場にいなかった悟とかが頭にハテナマークを浮かべている。
ちょっとだけの沈黙。
先生「海玖さんちょっとさっきのこと話して?」
海玖「はい。
私は先生から4.5年生に謝って来なさいって言われた時、
すごく悔しくて昼休みの時間で練習するってことが嬉しかったです。
でも、そのことがきっかけで仲間割れが起きて、ちゃんとしてない人たちは、
卒業式に対してどう思ってるのかとか、いつもの団結力はどこに行ったのかとか、
そんなことを、思、ってたら、泣いて、しまいました。
私はみんなが、どう思ってるのか、みんなの意見が、聞きたいです。」
私は話している間涙が止まらなかった。
先生「いいよ。ありがとう。」
私は席に着いた。
先生「じゃあ、みなさんがどう思ってるのか、誰からでもいいから意見を聞かせて?」
少しの沈黙の後、みんなひとりずつ話し始めた。
その意見は様々だった。
「海玖さんや友香里さんみたいに悔しいと思ってやろうと思った。」
「なんかやりたくない人は来なくていいよっていうのがなんか強制みたいで嫌だった。」
「自習していたのでわかりません。」←
「最初は嫌だったけどやっているうちにやろうと思った。」
「何で勝手に決めちゃうのかなって思った。」
「せっかく、恋ちゃんが引いてくれてるのに歌ってない人がいてなんかイラっとした」
「みんなのことを考えてなくて、お楽しみ会の準備をしていた。」
「強制みたいに聞こえたのは申し訳ないけど、みんなが同じ気持ちだと思ってた。」
「感動的な卒業式にしたくて感情が入って、泣いた」・・・。
いろいろな意見があって、一人一人が卒業式の思いが違うんだなと思った。
びっくりしたのはいつもニコニコしている恋ちゃんや理恵ちゃんとかが泣いていたこと。
みんないろいろな感情があるんだなと思った。
それにつられて私も泣きそうになった。
全員の意見が言い終わった時
先生「まあ、みなさんいろんな意見があると思います。
最初私は自習の子たちを見に行こうとしたら教室から歌が聞こえて
悟くんに何してるのか聞いて、まあ練習してると。」
先生「先生すごく嬉しかったです。
まあその間に問題があったんですけど。」
先生「でも、これだけは覚えててください。
こんな風に声かけしてくれる人がいる。
ということは、このクラスはとてもいいクラスだという事を。」
17話「それだから嫌いなんだよ?」→←本当に何話だっけ?wあ、15話だ!
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作者名:つー x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org
作成日時:2017年3月18日 11時