銃 ページ8
A 「……タケミっち」
武 「Aちゃん、その…久しぶり」
A 「うん」
変わり果てた私の様子に戸惑うように言葉をかける彼を私は真顔で見つめ、次の言葉を待つ。
武 「……マイキーくんも元気?」
A 「それを聞いて何になるの?」
武 「いやっ…二人ともパーちん君の結婚式来てなかったみたいだから…」
私は銃を握る手を強め彼を鋭く睨む。
A 「それ以上その話をするなら殺す」
引き金を引こうとする私の様子を見てタケミっちは酷く焦っていた。
武 「待ってよAちゃん!」
「オレは君達を助けたいんだ!!!」
力強くハッキリと私にそう言う彼を見て私は目を開き、酷く冷酷な瞳で真っ直ぐに目を見つめ返す。
A 「……私が人を殺すのを目の前で見たのに?」
武 「っ…あれはっ!12年前のあれは事故だ!!」
A 「私は自分の意思で殺した」
武 「っ…」
A 「知ってるでしょ?私が殺し屋だってこと」
「世の中の難しいコトって人を殺せば大体解決できるの」
「そういう世界に私は生きてる」
そう言った私は固まる彼の横を通り過ぎ裏通りを抜ける道を歩く。
騒がしいホテル街に鳴り響く携帯の着信が酷く私の心を揺らした。
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青澄*aosumi(プロフ) - うぁぁぁぁ最後めっさ泣きました!ホント素敵な小説だと思います!これからも楽しみにしています!!! (2021年11月29日 15時) (レス) @page28 id: 07f147eb25 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 初めて小説で泣きました (2021年9月4日 1時) (レス) id: 790f68b113 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 凄くおもしろかったです!1パートで綺麗に終わっていて凄いと思います!レモンさんの作ったマイキーくんの小説、楽しみにしてますね!応援してます♪ (2021年8月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ユイさん» 励みになりますありがとうございます!! (2021年8月4日 23時) (レス) id: e312b1bdb8 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 好き好き好き好き!!それしか言えない。、、、 (2021年8月4日 2時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモン | 作成日時:2021年7月12日 0時