殺し屋少女。【佐野万次郎】

あとがき ページ28

当作品「殺し屋少女。」をご愛読いただきありがとうございます。このお話について少し解説させてください。

まず、最後に「未来で待ってる」ってマイキーが言ってた訳なんですけれども、あの後彼女達は二人で飛び降りてそこにタケミっちがマイキー達を助けようとして握手して過去にタイムスリップする。っていう原作沿いの展開を想像していただければ幸いです。
あの時タケミっちに助けてもらう保証なんて何処にもなかったけどマイキーは彼を信じていて、きっとこの未来を変えてくれるっていう信頼で(良い未来で)待ってる。と言ったんです。

また、Aさんが思い出せなかった言葉の続きも2つ前の話で明かされています。本当は12年前から彼に愛されていたけどトラウマを自分で蓋をしてしまっていた為その言葉が思い出せず彼から愛されている事が分からなかった、という形になります。

オチアンケートを取った際に決めていたことなのですがマイキー以外の梵天メンバーがオチになった場合、
彼らが普通の恋っていうのをAさんに教えてくれてそのまま両思いになるっていういわゆるハッピーエンドにするつもりでした。同じく、元東卍の人達がオチになった場合、梵天の依頼をやってる際に接触してちょっとずつ仲良くなって両思いになるハッピーエンド、という感じにしようと思っていました。
正直マイキーオチになってしまうとお互いに闇堕ちしている同士なので助けるっていう概念が私の中ではありませんでした。とにかく二人で堕ちていくしかないのかな、っていう解釈で最後は二人で心中。っていう形にしました。その後タケミっちがタイムスリップして未来を変えてくれる、っていう面に関しましてはある意味ハッピーエンドなのかもしれません。

なんとか1パートで終われてよかったのかなって思いますがまたどこかでマイキーの小説は書いてみたいです。次にマイキーを書くとしたら12年前のマイキーとの純愛とかを書こうかなあって思ってます。


かなりシリアスな作品で賛否両論あると思いますがなによりここまでお付き合いいただいた読者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。改めまして当作品を最後までご愛読いただきありがとうございました。

ーレモンー

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