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殺し屋少女 ページ1

「Aちゃん…本当可愛いねぇ好きだよ…」


A 「……」



何度も聞いた同じ言葉、何回目かの温もり、それは私の心を満たしてくれる甘い行為ではなかった。所詮一時の快楽の為の行為であり「愛」という言葉では片付けられない程薄っぺらくて儚いものでしかなかった。





A 「鈴木サン、」





「なあに?Aちゃん、」






これから殺されるということも知らない男は私を後ろから抱擁し首筋へとキスを落とす。






A 「…………さよなら」





私は彼にそういうとポケットから引き出した銃を男の額へと押し付けた。いきなりの行動に驚きと焦りで固まっていた彼は時期に状況を理解すると冷や汗をかきながら私を睨みつける。









「アイツらとグルかっ!?」









A 「さあ?私は依頼でやってるだけ」









彼の態度とは他所に酷く冷静で冷酷な私の態度を見てその男は少し驚いたように目を見開くとまるで憎み嫌うような目で私を睨みつける。









「オマエ……狂ってる!」








「何考えてやがるっ!!」









A「?感情の事言ってる?」








そう彼に問いかけるが、これから死ぬという恐怖で震えて会話も成立しない程に焦る彼を他所に私は静かに目を瞑る。









A「そんなもの全部捨てた」









私は静かにそう言うと一気に引き金を引きその男を撃ち殺す。息を引き取った彼を見て軽くため息をついた私はとある人物へと電話をかける。








「任務完了」








後処理よろしく、といった私は路地裏を抜け再び深い夜へと迷い込む。


___これが夜の街を生きる殺し屋の少女の生き方である。

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青澄*aosumi(プロフ) - うぁぁぁぁ最後めっさ泣きました!ホント素敵な小説だと思います!これからも楽しみにしています!!! (2021年11月29日 15時) (レス) @page28 id: 07f147eb25 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めて小説で泣きました (2021年9月4日 1時) (レス) id: 790f68b113 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 凄くおもしろかったです!1パートで綺麗に終わっていて凄いと思います!レモンさんの作ったマイキーくんの小説、楽しみにしてますね!応援してます♪ (2021年8月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ユイさん» 励みになりますありがとうございます!! (2021年8月4日 23時) (レス) id: e312b1bdb8 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 好き好き好き好き!!それしか言えない。、、、 (2021年8月4日 2時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモン | 作成日時:2021年7月12日 0時

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