運命の番青×桃 / 赤×緑２ (ページ49)

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青❾❾ ページ49

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冷静さを取り戻すのは望を気絶させるまで激しく抱いた後

あの時は感じた罪悪感が今は全く…というほどではないが、あの日に比べれば少ない

ゴムもつけずにやったから俺の欲は全部望の中

掻き出して綺麗にしてやるのが俺がするべきことやけど

「ごめんな」

俺は寝ている望にそっと声をかけて、バレへんようにベッドサイドの引き出しを開ける

一番上の引き出しを開ければそこにはとある物が

俺はそれを手に取り自分のポケットの中へと隠す

「卑怯な手やけど許してほしい」

こんなにも自分が酷い奴やなんて知らんかった

でも"本物の運命"の存在に気づいた俺は、自分の望んでいる好きな人との在り方を実現させたいんや

そのためにはどんな手を使ってでも望が俺に振り向いてくれるように策を考えるしかない

「…帰るか」

ここに居ったら濵ちゃんが帰ってくるかもしれない

こんな最低なことをしておきながら修羅場だけは避けたい俺。

どこまで酷い奴なんやろうか…笑

「あ。あった」

玄関へ向かえば置いてある鍵

それに付いてるピンクの可愛らしい熊のキーホルダー

俺の見覚えのあるキーホルダーに胸がドキッと音を立てる

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桃「え！くれるん！？」

「望に渡してんのにあげへんことある？笑」

桃「やってお土産は買ってこないって言うてたから」

高校生の時。修学旅行先で買ってきたお土産をまだ中学生の望に渡した。

お土産を期待してるコイツには買ってこーへんって嘘ついたけど

好きな奴に買ってこないアホがどこにおんねん