運命の番青×桃 / 赤×緑２ (ページ47)

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青❾❼ ページ47

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桃「いやっ…」

「……」

桃「やめて…！！」

「痛っ…」

もう少しで触れるってところでドンっと突き放される

思い切り飛ばされた体はローテーブルに背中を打ちつける形になった

桃「なにすんねん！流星、この前から変やで！？」

俺から距離を取りながら話す望

変なんかやない。俺はお前という運命の存在に改めて気づいたんや。

「変に見えるかもしれんけど、これが俺の本心やで」

桃「っ……」

「改めて感じてん。俺の運命の相手は望やって」

桃「そんなっ…！そんなん嘘や！！」

望の目に涙が溜まってるのがわかる

潤んでいる瞳。それは俺を好きやからやんな？

そう思っていたけど…

桃「流星には神ちゃんがおるやんか！神ちゃんが好きやから結婚してんやろ！？」

「せやで。でも…」

桃「お、俺も！俺も濵ちゃんが好きやねんっ…！！濵ちゃんが好き。濵ちゃんが好きやから結婚した！俺にとって運命の相手は…」

望の口がギュッと結ばれる

どこか自分を言い聞かせるような素振りに俺はまた一歩近づく

「望にとっての運命の相手は？だれ？」

桃「っ……」

「教えてや。望のほんまの気持ち」

桃「俺の、運命の相手は…」

「俺やろ？」

また望を壁まで追い込む

下を向く望の顔を覗き込んで聞けば、フルフルと首を横に振られた

桃「俺の運命の相手は濵ちゃんや…だから、もう2度と俺に関わるな！！」

顔を上げた望と至近距離で目が合う

でも、逸らされない瞳。

強い眼差しで俺を睨むようなその瞳に心臓が締め付けられる

なぁ。ほんまに濵ちゃんが好きなん？

それなら、なんで望は"濵ちゃん"って呼ぶん？

俺が気づいてへんとでも思ってんかな

いつも"濵ちゃん"と呼んでは"崇裕"に訂正してること

今やって感情に任せて話してるから崇裕呼びのこと忘れてんやろ

そんな小さな事でも、俺は望の本気度を疑うんやで

それくらい俺はお前に惚れてる。お前が運命の相手やと思ってる。

もし、まだお前がそれに気づいてないなら…

ほんまに濵ちゃんのことが好きやと望が思い込んでいるなら…