運命の番青×桃 / 赤×緑２ (ページ44)

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桃⑨④ ページ44

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"ピンポーン"

日曜の朝。濵ちゃんは朝から釣りに行ってて、今日は家に1人。

そんな中、家に鳴り響くインターフォン

誰が来たのかと覗きにいくとそこには流星の姿が

「なにしにきてん…」

金曜の夜の飲み会を思い出して胸が締め付けられる

あのキスの意味は結局わからないまま。

どんな顔して会えばいいのかわからんくて出れずにおったらもう一度鳴るインターフォン

「はい…」

青『遊びに来た』

流星にΩとバレた日からはこうして遊びに来ることが増えた

俺も流星の家に行くようになったし、あの頃に戻ったようで嬉しかった

でも今は…

「ごめん。今日は…」

青『なんで？ヒートまだやろ？』

流星にはヒートの周期がバレてる

その嘘は使えんくても優しい流星なら…

「ちょっと体調悪くて…」

これならいけると思った

流星は優しいからゆっくりさせてくれるって。

やのに…

青『は？望が体調崩してんのに濵ちゃん出かけてるん？』

「え？」

青『あかんやん。1人は危険やから入れて』

流星の優しさが裏目に出てしまった

こんなところでそんな優しさを見せないでほしい

「どうぞ」

青「大丈夫か？」

「うん」

結局、俺は流星に負けて家にあげることになった

とりあえず体調が悪いふりをしておこう

そしたら早く帰ってくれるかもしれない

青「なんか食べたん？」

「おん。食べたで」

よかった。朝ごはんはついさっき食べたばかりや。

変なタイミングでお腹が鳴ることはないやろうから一安心。

青「薬は？飲んだん？」

「おん」

青「ほな寝る？」

「へ…」

そういう意味やないってわかってる

でも過剰に反応してしまう