運命の番青×桃 / 赤×緑２ (ページ35)

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青❽❺ ページ35

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「なに無理してんねん」

桃「へ…流星…？」

「あんだけ飲んでたら酔うに決まってるやろ」

俺は望のそばに駆け寄って背中を摩る

いつ吐いてもおかしくないし、ちょっとここで一休みさせるしかないか

いや、でもこんだけ酔ってたら帰す方がええよな

「もう帰ってゆっくり休み」

桃「うーん…そうする…」

「ほな俺もかえr…桃「はm…た、崇裕…」

桃「崇裕呼んで…」

俺が来てから気が緩んだのか寄りかかってくる望

でも口にするのは濵ちゃんの名前で俺の胸が締め付けられた

なんで…なんでこんなに胸が痛いん？

寄りかかってくれた時は嬉しいと思った

やのに、濵ちゃんの名前が出ると心臓がギュッと締め付けられて苦しく感じた

なにこれ。こんな時にでもあの頃を思い出すなんて。

濵ちゃんに懐いてた望を見て、嫉妬したあの頃。

胸がギュッと締め付けられては、俺に向かって満面の笑みを見せる望によって解放されてた

そんな、あの頃のような感情が蘇って意味がわからなくなる

桃「りゅうせー…？」

「っ…！」

無言で動かない俺を気にしてなのか俺の名前を呼ぶ望

その声に反応して振り向けば、気持ち悪さからなのか少し潤んでる望の瞳と目が合う

しかも、酔ってるせいで赤く染まってる頬

なんともいえへん色っぽい望に俺の胸がバクバクと加速していく

コイツは酔って体調崩してるだけやのに、なんでこんなに色っぽく見えるんやろうか

なんで、俺はこんな酔っ払いにドキドキしてるんやろうか

考えてもわからない答えに望を見つめたまま固まってしまった

桃「りゅうせー、はやく崇裕呼んできてやー…」

望は時間が経って相当気持ち悪くなってきたんか帰りたがってる

俺も早く帰らせてあげたい。

こんなところにおるより家の方がええに決まってる。

そんなことはわかってるけど…