運命の番青×桃 / 赤×緑２ (ページ33)

今日:8 hit、昨日:33 hit、合計:80,611 hit

赤❽❸ ページ33

⠀

緑「今日、泊まってええ？」

「もちろん。帰すつもりなんてなかった」

緑「ふっ笑しげって意外と強引よな笑」

笑っている神ちゃんをベッドの上で後ろから抱きしめる

ビクッとなる肩やけど、抵抗はしてこなかった

「寂しくなったらいつでもおいで。俺が相手してあげるから」

神ちゃんにとって悪魔の囁きやろう

そうわかっていながらもこんなことを言う俺は酷い奴や。

全ては神ちゃんを手に入れるため。

諦めの悪い男でごめんな。でもあの頃、俺を惚れさせて、深い沼に落とした神ちゃんのせいやで。

緑「どんなに抱かれても俺の好きな人は変わらへんで」

俺の考えてることをわかってるかのようにして口にする神ちゃん

そんなんわからんやん？今後、神ちゃんがどうなるかなんて。

今は流星に気持ちが向いてるかもしれない

それでもいつかは…

緑「俺の運命の相手は流星やから。しげはちゃう。俺にとって、しげは流星の穴埋めにすぎないから」

冷たく放たれる言葉に胸が締め付けられる

わかってるよ。今は穴埋めやなんてこと。

でも、運命はちゃうやろって思う自分がいる

運命ならどうして頸を噛まれてへんねん

運命ならさっさと番になるやろ。

"神ちゃんと流星は運命の番ではない"

俺の頭がそう考え始めた時点でもうアウトや

もう、神ちゃんを諦めるなんて選択肢は完全に消え去った

緑「ちょっ…しげ…！」

「好きやで。神ちゃんのこと」

緑「まっ…しげっ…！」

再び神ちゃんを押し倒した俺はその上に跨る

今度は寂しさを埋めるためやなくて俺の愛を伝えるため。

さっきまでとは比にならない激しさで神ちゃんの全てを愛した