桃�Л� ページ24
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ヒートが来てから1週間。抑制剤を飲んでても危険やからってことで仕事は休ませてもらってた。
久しぶりに出勤していつも通りパソコンで作業をしていると、俺の方に近寄ってくる影。
青「望。ちょっとええか」
1週間ぶりに聞く声は、どこか申し訳なさそうで
あの日、�陲舛磴鵑吠�かれた後に言われたことを思い出す
"流星が謝ってた。顔合わせられへん言うて帰っていったで"
別に反省する必要なんてない
誰が悪いとか無いと言いながらも、誰か1人あげるなら圧倒的に俺が悪い
「これだけ終わらせてもええ？」
青「おん。待ってる」
もうすぐ昼休憩の時間
それをわかってて流星も声をかけてくれたんやと思う
区切りのええところまで終わらせてパソコンを閉じれば流星が歩き始める
その後を追いかけて着いた場所は会社の屋上やった
青「ごめん！！」
屋上に着くなり俺に向かって頭を下げる流星
直角に身体を曲げて全力で頭を下げる流星なんて初めて見たんちゃうかな
青「謝って許されることやなんて思ってへん。でも、謝る以外にわからんから」
ずっと頭を下げたまま喋る流星に近づいて頭を上げさせる
流星は何も悪く無い。悪いのは俺やで。
「俺の方こそごめん。ずっと隠してた」
俺が嘘なんて付かなければあんなことにはならんかった
"ヒートが来そうやから今は会えへん"
素直にそのことを伝えればαの流星なら引き下がったはず
でも嘘をついてるせいで俺は言い出せなかった
青「ふっ笑 お互い様やな笑」
「せやな笑」
優しく笑ってくれる流星に胸がドキッとする
そう。いつでも俺に優しい流星が俺は好きやねん。
他のみんなへの優しさとは違う。
流星が俺だけに特別扱いしてる感じがして、いつも1人で優越感に浸ってた
でもそんな優越感も今ではもう…
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月23日 15時
