ハコヅメ ~ 才色兼備の警察官 ~

二話　　　二人でパトロール ページ3

「じゃあ二人でパトロールよろしくね〜」






ハコ長にそう言われ、パトロールを始めたのはいいものの、





私は今、すごく緊張している。








誰かと代わろうにも藤さんは今日休みでいないし、ハコ長は……まぁ置いておいて、とにかく緊張する。







そのほか全ての感情を差し置いて、だ。









犬飼「…緊張してる？」


川合「うぇ？！え、いや、してません！！」


犬飼「それは…完璧にしてるなぁ。
まぁ私も緊張してるからお互い様だね」









女の人と歩くのも久々だからさー、とAさんはいった。









川合「刑事課にいた時とかいなかったんですか？」


犬飼「ん〜、常に一人だったからなぁ。
あんまり二人で行動することがなかったから」








…少し珍しいなと思った。






警察官はいかなる状態でも適応出来るように、みたいなので二人で行動することが多い。






まぁ、一人で行動することはあるんだけど。







Aさんみたいにずっと、っていう人はあんまりいない気がする。









犬飼「あ、そういえば」


川合「はい？」


犬飼「山田さんとは一回組んだことあるな」


川合「山田さん？」


犬飼「そう。良い人だよ」


川合「山田さん……。あぁ！あの！！」







藤さんと仲がいい源さんの隣にいた元気な人！








犬飼「…その顔は、なんかあった感じか。

まぁ刑事課はやばい人も結構いるけど仲良くしてあげて」


川合「はい！」

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