菅原の彼女は眠たくなると甘えたがりになります Part 1

番外編 六話 ページ45

「ブーンはたべられないんだよー？」




菅「お兄ちゃんねー、魔法使えるんだ」




「まほう？」





菅「そう、その飛行機を食べられるようにできる魔法！


ほら、食べてごらん？」




男の子は恐る恐るそれを口に入れた





すると男の子は笑顔になって




「わぁ！」




目を輝かせた




菅「この魔法でお母さんも探してあげる笑」





その男の子は信じきったのか





笑顔で大きく頷いた







それからスガは男の子と手を繋いで輪投げ屋さんのところまで行くと




菅「輪投げはしたの？」




そう尋ねた




「ううん」




男の子は寂しそうに言った




菅「じゃぁお母さん待ってる間輪投げするべ！」




「いいの？」




菅「お兄ちゃんもしたかったからいいべ笑」




そう言って輪投げ屋さんにお金を渡して





菅「はい笑」



輪投げの輪を渡した





おっちゃん「僕はこの線からね」




十個の輪のうち男の子は七個もっている




男の子は飛行機のぬいぐるみが欲しかったのか的をそれに定めた




『スガは三つ？』




菅「うん、でも俺輪投げ苦手」




『セッターのくせに笑』




菅「それ関係ある？笑」




スガとそれを話していると



男の子は五つ投げ終わっていて、でも的には入ってなかった


だから男の子はまた泣きだしそうで



『ぼーく』



「うぅ…」




『右足を前出してみて？』




「…こう？」




『そう、それでねー、体を前に出して』




『その飛行機をジーと見て、両手でそこめがけてぽいってしてみて笑』




男の子はそれを実践すると




菅「あとちょっと！」




一つ、二つと投げるも惜しくて




結局的には入らなかった

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