菅原の彼女は眠たくなると甘えたがりになります Part 1

36話 二人きりの空間 ページ37

月「澤村先輩達に知らせてきます」



私が起きたのを見てか


つっきーはそそくさと部屋を出て行った



夜「あいついい奴だな笑

Aを見つけに走ってきてくれてたぜ？


いい後輩を持ったな」




『え…つっきーが？』



夜「研磨っぽかったのに

意外なこともあるんだな」



『そ、だね』



きっとつっきーは私達のことを知ってるから


面倒くさいって思いながらも優しいから駆けつけてくれたんだろう



夜「もう平気か？」



やっくんはいつも通りだ




『んー、うん笑

でもお風呂は明日の朝にしとく笑』



だから…ちゃんと笑えてるだろうか



夜「そうか


じゃぁ、俺」




そう言って外に歩き出そうとしたやっくんに



『やっくん…』



つい、声をかけてしまった




気を使ってるのなんて見ればわかる



『ごめん、って、言えなかったから、今言っとく笑』



だからこの二人だけの空間から抜け出したかったのかもしれない



夜「…あぁ」



私は笑ってるのにやっくんは笑ってない




なんて
当たり前だよ




『…ありがとう』




夜「っ…」



心は揺らいでる


でもそれはきっと恋じゃない








夜「…もう、知らない_____」




ベットがギシッ___と音がなる





『…え？』




大丈夫だよ





菅「A______！」







だって私には



スガが居るから

37話 ありえない→←35話 夢と現実

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す