菅原の彼女は眠たくなると甘えたがりになります Part 1

33話 面倒くさい ページ34

月島side


木「つっきー、お風呂入ろう、お風呂！」




赤「うるさいです、木兎さん」




木「あかーしもだからな！」




いつの間にか巻き込まれてた練習


やっと練習が終わって帰ろうとしたらこの様だ


どうしてやりたくもない練習をこの人達はあんな楽しそうに出来るのだろうか



黒「メガネくんさ、さっきは悪かったな」



月「……あー、いえ」



黒「つい、な笑」





聞こうか



と言うか聞いてもいいのだろうか




…なんて、僕らしくない




月「あの…」



黒「ん？なんだ？」



月「…Aさんと夜久さんはどんな関係なんですか？」




そう聞くと黒尾さんは少し嫌な顔をし




黒「メガネくんはさ、どこまで知ってんの？」




あ…



月「…いや、やっぱりなんでもないです」




少しだけ



面倒くさくなった



黒尾さんの言い方は絶対長い話しだ



それに僕は別に知りたくない




ただあまりにもあの二人が不器用だから



見てるこっちがイラついて



もし知ったら助けられるだろうって




…でもそんなの



僕には性に合わない






木「この部屋ってドア閉めてなかったか？」




赤「どの部屋も閉めてますよ

自分達の部屋以外」




木「そーなのか？なら閉めとくか！」




月「………」



巻き込まれるのすら嫌なんだ



助けることすら僕には合わない




パタンと音がドアが閉まった音がした





その音と共に考えるのを止めた

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