菅原の彼女は眠たくなると甘えたがりになります Part 1

28話 鮮明に ページ29

澤「随分遅かったな、お前ら…」



ゴゴゴ…と、バックに雷みたいなのが見える




『いや。あの…』



月「居ました」



澤「は？」



月「幼馴染くん」




澤「会ったのか？」



『……いや、会ってない…』




怒られたくなかったのか？

さっさと話題をかえるつっきー



澤「誰なんだよ」



『やっく…夜久衛輔』




すると大地が凄くやばい顔をして




澤「今直ぐ、スガに謝ってこい！」




『え、なん__』



凄い汗かいてる




？「おーい、大地、テーピングどこ？」




まだ夜ご飯は食べてないけど



あんなにお腹空いてたのに今は満腹で
その声を聞いてすぐに逃げたくなった




菅「A」



『スガ…っ』








その顔を久しぶりに見て泣きそうになった









澤「お前ら、部屋に戻れ

それで仲直りしろ！」




月「なに言ってるんですか、キャプテン」




菅「いや、あの…」





どうしてあんなに大地が私達をこの場から離れさせたかったのか



澤「部屋は_____」



もう、わけわかんない


私はもう泣いていてなにも耳に入ってこなくて



大地が急かしてたのも
スガがおどおどしてたのも
つっきーが困っていそうにしてても


なんにも、聞こえなくて、見えなくて









？「_________A？」




聞こえなかったはずなのに
見えなかったはずなのに



『……やっ…くん？』



その声だけは鮮明に聞こえた

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