菅原の彼女は眠たくなると甘えたがりになります Part 1

19話 合宿前1 ページ20

それからと言うもの




『…………』

清「A。今日はバレーの練習あるから来て

明日の合宿のことで話があるから」



『あー、ごめん笑

今日はちょっと用事が』



清「でも、合宿のことで」



『ライン、してよ笑


それで、教えて？』





約二週間スガと一度も喋ってない

スガだけじゃない

大地とも旭とも

業務連絡くらいしか喋ってない




授業はちゃんと受けた

でも、休憩になるとすぐに教室から出た

時々保健室でサボったりもした

その時はテスト勉強をした






先「はい、テストどうだった？」


潔子とも別れて向かったのは保健室



テストが終わり


明日は合宿



『いつもよりは出来たよ』



先「流石すぎてむかつくわ」



テストは出来た

自己最高得点ばっかりだ



先「明日。合宿なんだろ？」


唐突に先生が一番触れられたくない言葉を発した

内心動揺してるけど


『合宿か〜』



なにもないように喋る



先「よく男ばっかりのところに行けるな」


だるそうに先生が言う
その言葉は少しセリフじみてて



『別に、行きたくて行くんじゃないし』



先「ならなんで行くんだよ」


少しだけ、その違和感を持ったその言い方にびっくりして前を向くと
ジッと、先生は私の目を見てた




『……いや、頼まれて』



先「今からでもドタキャンしないのかよ」



『出来ないよ…もう行くって言っちゃった』



先「…お前、そのままで行ったら、迷惑かかるだけだぞ」



ズキって


心臓が痛くなった



先「合宿中、ずっと菅原を無視出来ると思ってんのか？

マネージャーなんだから関わるだろ


その時困るのはお前らじゃない




空気を乱されたチームメート達だよ」

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