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121話 お客さん ページ26

それから遂に2回目の生放送
芹澤さん含めみんなとはいつも通りに戻っていた
私はいつも通りパソコンと向き合っていた

あと二時間半で生放送が始まる
一週間も会っていなかったキヨと会うのだ




芹澤「A、お客。」
『?はい。』




しかし
全然あげなかった顔を上げると少し不機嫌な顔をした芹澤さんが顎でくいっと入り口を指した




坂田「Aちゃーん!」



するとそこには芹澤さんとは対照的に凄いご機嫌なさかたんがいて




『……ちょっと行ってきます。』




仕事もそろそろ終わりそうだし、お客さんがきたら相手をしなければいけない。それが誰であろうと。



重い腰を上げて、芹澤さんに深く腰を折りさかたんが居る場所に行き、接客用部屋に入る



坂田「キヨと来たんやけどな、キヨ他の実況者さんとなんか話会うらしくて、暇やから見学前に会おうかなって、大丈夫やった?」




『大丈夫じゃないです。ってことで仕事に戻っても良いですか?』




坂田「えぇ、あと一時間暇なんやけど!かまってや!」




『私暇じゃないんです!』




この人はいつもこう突然で…構ってちゃんで




坂田「って、違う違う、今日Aちゃんに逢いに来たのはこれ渡す為やった!」



ため息をつこうとしようとした時


……渡されたのは浦島坂田船のライブチケット




坂田「まぁ、会えやんと思ってて、でも逢いたいと思って用意したんやけど会えたし、でも見に来て欲しいと思って、受け取ってくれやん?」





それはまるで子供から大人に成長した姿を見て欲しいと言っているようで

私はありがとうと言って受け取るしかなかった

122話 出会う二人→←120話 過去の過ちは過去のままで



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作品ジャンル:恋愛
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*:まりな:*(プロフ) - すみません。こんな事書くのもアレなんですが、沢山泣かせてもらいました…それだけ感情移入してしまって…気づけば夜の2時でした(関係ない)高評価したら負けだと思ってるんですが、させていただきます。これからも頑張ってください! (2020年5月29日 1時) (レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tsukki- | 作成日時:2018年7月13日 8時

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