119話 恋愛上級者 ページ24
優「っていうかさぁ、別に芹澤さんとAちゃん別に付き合ってる訳じゃないし困ってるのはAちゃんとその人だけだし。そこに芹澤さんを入れるからしんどいんでしょ?
芹澤さんは一夜の過ち!ってことで吹っ切れないと今後しんどいよ?
それにお酒でなんてよくあることだし、気をつけようと思ったら失敗しないようになるし
でももしその芹澤さんの責任とるって言葉を鵜呑みにしちゃうんだったらAちゃんはすぐに芹澤さんと付き合うべきだよ、責任とれ!って言い寄れば良い」
優先輩は恋愛の上級者だ
だから優先輩の持論は凄く的確で
優「そうしないのは、芹澤さんのことが好きなんじゃないから。
悩んでるのは芹澤さんと体を持ったっていう結果じゃない
それがその人にバレたこと
それでもその人は嫌いっていうどころかまだ好きだと言ってくれるから
……こんな私を好きになってくれる意味がわからなくて、しんどいんでしょ?」
私はこの先、きっと恋愛ごとの相談は優先輩にするだろうな、なんて他人事見たく思っていたり
優「一回…もう全部忘れて、愛してくれる人のところに行ってみなよ笑
…思っているより幸せになるかもよ?」
でもその人は恋愛に対して負けたことなんてないんだろうな、なんて思って
『……私は…幸せになりたいんじゃないんです。
…ただ、日常に戻りたい、だけで…、』
でも、私は幸せになるなんて絶対誰も望んでいなくて
下を向いたまま、小さく呟くと
少し、間を置いた後…少し…、笑い
優「……Aちゃんの日常は幸せじゃないの?」
優「その人と会えたことで非日常になったのかもしれない、でもそれが自分の幸せじゃないなんて言っちゃ…みんなが可哀想だよ。」
「俺を含めてね笑」そう優先輩は優しく微笑んでくれた
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*:まりな:*(プロフ) - すみません。こんな事書くのもアレなんですが、沢山泣かせてもらいました…それだけ感情移入してしまって…気づけば夜の2時でした(関係ない)高評価したら負けだと思ってるんですが、させていただきます。これからも頑張ってください! (2020年5月29日 1時) (レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tsukki- | 作成日時:2018年7月13日 8時