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Your side
リビングには神山さんが一人だけいて、声を掛けようとおもったけど、

なんだかすごく悲しげで、声を掛けるのを躊躇してしまった。

神山さんはしばらく壁のある一点を見つめていて、私がいる事に気づかない。

神山さんは何かを呟くと、別の部屋へ入っていった。

私はリビングに入るとさっき神山さんが立っていた辺りに立った。

貴「…神山さんが見てたのって…この写真?」

写真には、幼さが残っている神山さんと小さな女の子が写っていた。

その写真の下には日付が刻んであった。

2005年11月10日 命日

めいにち?・・・お亡くなりになったの?

でも・・・なにかが懐かしい。女の子が身に着けている赤色のネックレス・・・

私も持ってた気がする。

私が4歳だった時か。しばらくボーっとその写真を見ていると、

誰かがリビングに入ってくる音がした。

神「・・・A?どないしたん?」

貴「神山さん。この写真の女の子って・・・」

神「俺の妹。でも、14年前にいなくなってん。そっから捜索はされたけど
  結局見つからんくて、2年前急に捜索が打ち切られてん。
  理由を聞いてもなんも教えてくれへんかった。変やろ?
  まだ生きてるかもしらんのに、死亡判断書が渡された。」

貴「・・・その妹さんのお名前伺ってもいいですか?」

神「・・・A。神山A。やからビックリしたわ。君も同じ名前やん?」

神山さんは寂しげな笑顔を浮かべた。

かみやま・・・A

どこかで聞いたことがある気がする。

私が小さかった時に聞いた名前。

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作品ジャンル:泣ける話
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如月流星 - ありーがとぉぉぉぉぉ(泣)感動の嵐だよ(笑)ありがとうね!ちーちゃんが私の初コメ相手だよ!!(*´▽`*) (2018年1月20日 14時) (レス) id: 7d5e54c845 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかぱ(プロフ) - 面白いよ!!頑張ってね!登録と評価しとくね(*^▽^*) (2018年1月20日 14時) (レス) id: 1027100b1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月流星 | 作成日時:2018年1月14日 22時

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