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「え、ちょっと待って。
その話しようと思ってたけどA、勘違いしてる」
『なにが？
普段女の子とあんな風に仲良くしない夏輝くんが
すごい楽しそうだったし2人で出かけてるし…』
「待って。ちょっと聞いてほしいんだけど…」
夏輝くんは怪我してない右手で
私の肩を掴んで体を自分に向ける。
結局、不安でいっぱいになって涙が溢れ出した。
『聞きたくない…知りたくない…』
肩にあった手はいつの間にか私の頬を包んで
指で優しく涙を拭ってくれた。
「…じゃあ、今から話すのは俺のひとりごとね。
Aには聞こえないってことで」
頬を包まれたままでいると
少し笑って、話し始める。
「まず、俺は田中さんのこと
好きじゃないし付き合ってもないよ」
その言葉を聞いて私が驚いた顔をしたからか
「これ、俺のひとりごとだよ？」
『……聞こえてないもん』
「ははっ、めちゃくちゃ聞いてるじゃん」
私が話を聞く気になったのがわかったみたいで
夏輝くんは手を離す。
「あの日、田中さんと出かけた日ね、
大樹くんにも話したけど
本当にたまたま会っただけなんだよね」
『…そうなの？
お兄ちゃん何も言ってなかった…』
「俺から話せるようにしてくれたんだと思う。
それに今何言っても言い訳っていうか
いくらでも嘘つけるけど…本当に偶然ね。
それに2人じゃなくてなっちゃんもいたんだよ」
『え、でも…私が見たときいなかったから…』
「なっちゃんと買い物行こうって言ってたんだけど
寝てたらしくて遅れてきてさ…
俺の話、信じられなかったら今度聞いてみて」
『……ううん、信じる』
「ふふっ、ありがとう」
夏輝くんも安心したのか表情が緩むのがわかった。
「まぁ、だから…そういうわけで…」
『…うん……』
「とりあえずここまでいい？」
『……いい』
私がそう言うと満足そうに笑ったあと、
何から話せばいいのかなぁ…って首を傾げる。
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なな(プロフ) - aggyさん» はじめまして^^コメントありがとうございます！そろそろ終わるかなって私も思ってたんですけどなかなか終わらず…笑 でも楽しみにしていただけてるの嬉しいです！もう少しお付き合いください^^ (2020年5月1日 23時) (
レス) id: 78a23214e8 (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - はじめまして、最近お話を見つけて一気読みしてたんですが、そろそろ終わっちゃうかな(´･･`)って思ってたので、まだ続くのとっても嬉しいです！！続き楽しみにしてます！ (2020年5月1日 21時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あいみさん» はじめまして！コメントありがとうございます！こちらこそ、あいみさんのコメント読んで本当に励みになりますし、こんな嬉しい言葉言っていただけて感謝してもしきれません泣 私も夏輝くん大好きです^^お話が思いつき次第にはなりますが、このまま続けるか悩んでます… (2020年5月1日 20時) (レス) id: 78a23214e8 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ - 初めまして。いつも楽しく夢中になって読ませていただいてます。毎日の励みと癒しです。本当に大好きです。感謝の気持ちが伝えたくなってコメントしました。素敵なお話をありがとうございます！私は澤夏くん大好きなので、お話が終わってしまうのはさみしいです。 (2020年5月1日 18時) (レス) id: 8c2dd9a509 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 愛深さん» それいいですね！笑 そんな嬉しいコメントありがとうございます！でも愛深さんがテンション低いのは、私も落ち込みます泣 思いついた時に続きを書くか、新しい作品書けたらなぁとは思ってます^^ (2020年5月1日 9時) (レス) id: 78a23214e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2020年4月24日 22時
