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そんな私に気づいたのか
隣にいるなつきと目が合うと優しく笑いかけてくれて
また少しだけ勇気が湧いた。
『あの…』
「はい?」
『…なんて呼んだらいいですか?』
「え?あ、なんでもいいっすよ。ナツキでも…
あ、夏輝くんもなつきだから聞いたのか」
『……なっちゃん』
「あぁ、みんな呼んでるしね」
目を細めて笑ったなっちゃんの笑顔は
あの頃のままで、3人で過ごした日々に
連れ戻してくれたようだった。
『なっちゃん』
「ん?はい」
『ダンス……好き?ですか?』
聞かなくてもライブを見れば分かった。
答えは分かってたけど
なっちゃんの口から聞きたかったのは
今のなっちゃんが幸せか知りたかったから。
「…好きだよ」
『そっか…よかった』
.
.
なっちゃん、ありがとう。
なっちゃんがいたから"今"の私がいるの。
覚えてるっていうのは、残酷だけど大事で
忘れるっていうのは、残酷だけど必要。
なっちゃんがやっと"忘れる"をできてよかった…
その代わり、これからは私がずっと覚えてる。
思い出させてくれて、ありがとう。
もう絶対忘れないよ。
なっちゃんが残してくれた大事なものだから
2人が全てを懸けて守ってくれたものだから
なっちゃんの分の記憶も思い出も背負って生きるよ。
だからなっちゃんは、自由に生きて。
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なな(プロフ) - 太陽サンサンなつなつさんさん» もったいないくらいの素敵なコメントありがとうございます!そんな風に色々考えて読んでいただけて私の方が感謝です😭もう読んでくださってるかもしれませんが、If Destinyでその後を更新してるのでよければそちらもぜひ☺️本当にありがとうございます! (10月5日 20時) (レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
太陽サンサンなつなつさん - 読み終えた私のこの心情を上手く言葉にできない事がもどかしいのですが、ななさん、当たり前に感じてしまうが、本当は尊い筈のこの毎日を抱きしめたくなる、こんな胸を締め付けられて、でも温かい気持ち日になる素敵なお話を綴って下さり、本当にありがとうございます。 (10月5日 0時) (レス) id: 306747e438 (このIDを非表示/違反報告)
太陽サンサンなつなつさん - ただただ涙を零し、展開によっては、やった!なんで!?と一喜一憂をしながら読み続けていました。この世界にはきっとどこかでこの御三方のように、一生懸命に闘っておられる方もおられるんでしょうね。どうか、どうか救われる結末であってほしいものです…。 (10月5日 0時) (レス) id: 306747e438 (このIDを非表示/違反報告)
太陽サンサンなつなつさん - お使いさん、あしながさんは一体どんな存在なんだろうと拝読しながらずーっと推理していたのですが、本当にまさかでした(;_;)私の中では皆救われたんじゃないかなと思う一方でやっぱり切なくもあり、堀さん、澤さん、世界さんをみると勝手に込み上げてきそうです(;_; (10月5日 0時) (レス) @page50 id: 306747e438 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - naaana425さん» コメントありがとうございます!こんな一小説でそんな風に思っていただけて嬉しいです!深く考えず書いてたのでもったいない言葉過ぎます!こちらこそ本当にありがとうございます! (2021年7月28日 22時) (レス) id: 2f6d0c373f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2021年1月2日 22時