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Aside


颯「探り入れるって何するん?」


『私に彼氏ができたことにする。
絶対彼氏できたなんて聞いたら
冷静じゃなくなるから本心話すはず』


黎「えー、そんなのでわかるかなぁ?」


『お兄ちゃんそろそろ戻ってくると思うから
架空の彼氏の話するから適当に合わせて』


勇「オッケー」


颯「絶対1番ボロでるやろ」









 


大樹side



スタッフさんと話が終わって
スタジオに戻ってドアを開けようとすると
気になる会話が…





黎「え?Aの彼氏って事務所内なの?」


『そう』


勇「だれ?気になる」


『教えない』


慧「どんな感じの人?」


『お兄ちゃんと真逆』


澤「なにそれ。笑」


堀「じゃあいくつ?」


『歳言ったらバレるじゃん。とりあえず歳上』


颯「だいたいみんな歳上やん」


世「あ、俺?」


颯「世界さんやったら
とっくに教えてくれてると思うんやけど」





バンッ!





みんなの会話が気になりすぎて
勢いよくドアを開けてAに詰め寄る。





大「A!彼氏できたの!?聞いてない!
だれだれだれだれ!?」


『言ってない。教えないし』


「えー!教えてよー!お兄ちゃん心配だよ!
どんな人が彼氏か知りたい!」


『だからお兄ちゃんと真逆。
落ち着いててうるさくなくて…』


「どういうこと!?」


『てか、お兄ちゃん、
最近理解あるお兄ちゃんやってるんじゃないの?

理解あるお兄ちゃんはこんなに騒いで
妹の彼氏について聞かないと思うけど』


「もう終わり!理解あるお兄ちゃん今すぐ終わり!
やっぱ無理!だから教えて!」


『「やっぱり」』


「やっぱり?え?どういうこと?」


堀「Aが倒れてからの大樹くん、
心配もしないししつこくないから
おかしいよねってみんなで話してて…」


颯「倒れたあとやしいつものかんじなら
めちゃくちゃ過保護になるはずやのに…」


『で、なんでそんなのやってるの?』


「いや、それは…」


『お兄ちゃんが教えてくれたら
私も彼氏が誰か教える』

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作者名:なな | 作成日時:2020年2月15日 0時

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