勝手に鑑賞会 ページ26
『ただいま〜…
疲れた〜お腹すいた〜お風呂入りたい〜
お兄ちゃーん、ごはんなんかある?』
ツアーを目前にリハも準備も大詰めで
毎日ヘトヘトで帰ってくる。
たまにあるオフは寝てばっか。
「あ、Aおかえり。
カルボナーラあるけど食べる?」
『食べる…ちょっと荷物置いてくるから
用意しとい…て……え?』
「ん?」
『…あれ、お兄ちゃんが夏輝くんに見える…
癒し求めすぎ?疲れてんのかな…』
「A?」
漫画みたいに目を擦って
ぼーっとしたままキッチンで止まってると…
大「Aおかえり!」
『あれ、お兄ちゃん?今キッチンに…』
「ん?キッチン?」
『ん?あれ?いるわけないのに
夏輝くんが見えてさぁ…やっぱ疲れてるなぁ』
澤「俺いるよ?」
大「Aどうしたの?」
『あれ?』
本当に夏輝くんいたらしい。
話してると何人も集まってきて…
カウンターキッチンだからすぐバレる。
「「Aおかえりー!」」
『やっぱ疲れてる…見たくない人たちが見える』
黎「どういうこと!?ひどくない!?」
『お兄ちゃん、人呼び過ぎ。
なんでみんないんの?また?』
大「もちろん!Aの…」
『わかった。BLUE ROSE鑑賞会だ』
「「正解!!」」
全員、私が渡したアルバムを持って満面の笑み。
『みんなで持ってくる意味』
どうせ1枚しかいらないしうちにもあるのに。
そんなニコニコするみんなを見てため息。
『はぁー…もう勝手にやって。
私は夏輝くんのカルボナーラ食べて
お風呂入って寝る』
大「えー、一緒に見ようよー!」
『てか、何人いんの。
いつもとメンバー違くない?』
大「みんなで見た方が楽しいじゃん!」
『なっちゃん、黎弥、颯太、
隼、涼太、亜嵐くん、玲於…』
名前を言うと一人ずつ手を上げて
「よっ」「おかえり!」「お疲れ」とか言う。
『え、これ、なにメンなの』
堀「BLUE ROSE鑑賞会メンバー」
颯「そのままやないか」
『颯太、気が合うね』
大「あとは勇征が来れたら来るって言ってたよ!」
『まだ増えるの?…とりあえず着替えて来る』
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作者名:なな | 作成日時:2020年2月15日 0時