検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:7,749 hit

. ページ11

『なつき!』





店の前であれこれ話してると僕を呼ぶ声がして
いつもの無邪気な笑顔で笑う、
エプロン姿のAが出てきた。


手にはちょうどデイジーがあって…





「え……」


『なつき来てくれたの?
もうすぐ上がりだから……え?その人…』





人間に僕らの姿は見えないけど
僕の後ろを見て戸惑うAは
ソウタが見えてる証拠。


Aが死神を信じてるなら
きっと僕以外の死神も見えるはずだって思ったから。





『颯太?』


「え…なんで僕の名前…」


『こんなとこで何してるの?
なつきと知り合い……?
いや、でもなつきは死神だし…』


「なつきさん、これって…」


『颯太だけど、颯太じゃないよね?
顔はそっくりだけど…違う…』





覚えてないソウタですら戸惑ってるから
何かを感じてるはず。


Aも何かを察してくれたみたいで
『もうすぐ上がりだから待ってて』って店に戻った。







.








.







「なつきさん、僕に会わせたい人って
あのAって人ですか?」


「そうだよ。なんか感じた?」


「…はい。よく分かんないけど…懐かしかった」


「うん、そっか」


「なんなんですかこれ…」


「Aが来たら話すよ」

.→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:FANTASTICS , 澤本夏輝 , 堀夏喜
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なな | 作成日時:2021年3月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。