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高木はどんな理由であれ
私が2人の元に行くのを許さない。







『だったら…やり方を変えます』



「え…?」







振り返り、最初に目に入った、
木村が使ってたであろう椅子…これなら…





椅子を持ち上げ、窓際に戻り
少し気になったこと。




この状況でこんなこと聞くなんて
我ながら呑気だと思ったけど。








『この窓って強化ガラスとかですか?』



「え?いや、違うかと……」



『なら、いけるか』



「何をするつもりですか!?」








焦った高木の声がしたけど、それを無視し
窓に勢いよく叩きつければ


屋敷中に響き渡る程の大きな音と共に窓が割れ、
無数のガラスの破片が外と部屋に散らばる。









「は……何してんだ!?」







高木は思わず敬語を忘れてしまう程
動揺してるらしかった。








『何って、だから…別の方法に変えただけです』



「別の方法…」



『私の提案を無下にしたのは高木でしょ?』









こういう、手段を選ばないところ
自分はこの家の人間だと再認識してしまう反面、

それを突き動かす理由はもちろん2人で…



どっちの血も入ってるのを嫌になるくらい実感してた。







そして、窓に手をかけ、呼ぶ。










『翔太…!黎弥…!!』




「……Aっ!!」











声に気付いた黎弥が私を呼んで

少しして、翔太も眩しそうに視線を上げた。







会いたくて仕方なかった…



声を聞きたくて仕方なかった…






やっぱり簡単に揺らいでしまうんだ。






でも……












『もう終わりにして……』

もういい→←.



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あおい(プロフ) - ななさん» 良かったです笑 こらこそありがとうございます🙈 (1月10日 11時) (レス) id: 90ca68a788 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あおいさん» めちゃくちゃ説得力あって安心しました😂笑 ありがとうございます! (1月9日 23時) (レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - ななさん» ななさんが思ってるよりめちゃくちゃ黎弥くんっぽいです!!笑 (1月9日 20時) (レス) id: 90ca68a788 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あおいさん» あおいさん!黎弥っぽく書けてるかめちゃくちゃ不安ですが…💦笑 こちらこそいつもありがとうございます😭 (1月7日 23時) (レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 黎弥くん最高です🙈💗いつも素敵なお話ありがとうございます!! (1月7日 21時) (レス) @page48 id: 90ca68a788 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2023年11月3日 0時

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