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ベッドに戻ると、夏喜はさっきと同じように
私を抱き締め、目を閉じる。
こんな当たり前で穏やかな時間が
何より大事なのは分かってて
それ以上に足りないものが何かも分かってるのに
そうできないのは、きっとそれを話したら
甘くて、苦い、残りの時間すら失うから。
やっぱり疲れからかすぐに眠った夏喜の、
あったかくて、冷たい腕の中で思った。
ずっとここにいたいって言われた時、
いつもの調子で『そうすれば？』って言えばよかった？
こうなるって分かってたら
『じゃあ、住む？』なんて言わなかった。
違うな…
こうなるって心のどこかで分かってたのに
あの時、この関係を受け入れたのは自分なのに
今さら『ずっとここにいてよ』なんて
『言えないよ…』
.
なかなか眠りにつけないせいで
マイナスになっていく思考からどうにか逃げるために
厚い胸に顔を埋め、強く抱き締め返した。
「……ん？A？」
『……』
「どした？」
眠そうな声が名前を呼んで、大きな手が頭を包む。
『……』
「なに？したいの？」
『……っ』
「もう今日は頑張れないから朝な」
触れるだけのキスをして満足そうにまた眠りにつく。
そんなつもりじゃないのに
いたって真面目そうに言うから可笑しくて
半分泣きながら笑ってしまった。
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なな(プロフ) - まきさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！展開考えながら書いてるのでお待たせしてしまうと思いますが、引き続きよろしくお願いします😊 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - この作品、めちゃめちゃ好きです!どうなっていくのか、楽しみで仕方ありません❤️ (2022年5月20日 13時) (レス) @page46 id: 932ad4f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あいうさん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年4月30日 21時) (レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 最高です！ (2022年4月30日 13時) (レス) @page36 id: c84e13ef9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年3月26日 23時
