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結局、寝癖を隠すようにキャップをかぶって
眠たそうにしてる夏喜が隣を歩いてる。
近所のコンビニで、適当に買い物を済ませた帰り道。
海を眺めてた視線をこっちに移して
ふいに聞かれたこと。
「写真に写ってたのってさ」
『ん？』
「お兄さん？」
『あぁ、そうそう』
「お兄さんサーフィンやってんの？」
『うん』
「へぇ、Aも？」
『え？』
「だから、サーフィン。
家にボードもあるし、ほら、雑誌とかさ」
『あー、前ね。ちょっとやってた』
「前？」
『もうやめたの』
「え、なんで？」
『溺れたことあって』
「そうなの？」
『そう、すっごい波が来て溺れたんだけど…
それからもう海怖くて』
「え、それ大丈夫なやつ？」
『大丈夫だから今いるの』
「あぁ、そっか」
『うん』
「よかったわ、いてくれて」
『よかった？』
「会えなかったかもしれないじゃん」
確かに、そうかもしれない。
あの、冷たくて
全てを包み、恐怖の中に落ちていく感覚…
「あ……」
『なに？』
「もしかして、プール落ちたのやばかった？」
『あぁ、平気。怖いのは海だけだから。
なんていうか、底の見えない感じがね』
「そっか……ていうか、先に落としたのAだし！」
『そうだった』
「そうだった、じゃねぇから笑」
夏喜はそれ以上詳しく聞いてくることはなくて
内心ほっとしてる自分がいた。
隠してるわけじゃないけど
やたら人に話すような話でもないから。
私が弱いってだけの話だから。
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なな(プロフ) - まきさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！展開考えながら書いてるのでお待たせしてしまうと思いますが、引き続きよろしくお願いします😊 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - この作品、めちゃめちゃ好きです!どうなっていくのか、楽しみで仕方ありません❤️ (2022年5月20日 13時) (レス) @page46 id: 932ad4f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あいうさん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年4月30日 21時) (レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 最高です！ (2022年4月30日 13時) (レス) @page36 id: c84e13ef9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年3月26日 23時
