星の夜に ページ18
あっという間に日は暮れ、
Aの後にシャワーを終えて、向かったリビング。
ソファーで本を読んでたはずなのに
本はテーブルに置かれ、姿も見当たらなくて…
「Aー？」
タオルで髪を拭きながらキッチンやら寝室を探す。
外じゃないよな、と思いながら
中庭に続く扉を開け、外を覗き込むと
「いた」
『あ、夏喜』
プールサイドのイスに座って
空を見上げるAを発見。
隣に座ると、『髪乾かしてないの？』って呆れるけど
人のこと言えないと思う。
「探したじゃん」
『今日、星がいっぱい見える日なんだって』
「いっぱいって、ざっくりすぎだろ」
『なんて言ったっけ、ほら』
「まぁ、確かにいっぱい見えるけど…」
『でしょ？』
しばらくなにを話すでもなく
一緒に星を見上げてたけど…
『夜はちょっと冷えるね』
「ね、思った」
『戻ろっか』
「せっかく風呂入ったのに湯冷めするわ」
『夏喜がね』
「だから、」
『ん？』
立ち上がって手を出すととぼけられるから
勝手にその手を軽く引き寄せ、
どうしてか衝動的にキスをした。
したくなった、が正解か。
「……早く。俺、風邪ひく」
照れ臭さから髪を掻いた俺を見て
クスッて笑うAは正直憎たらしいけど、かわいい。
立ち上がらせようと腕を引くと
逆に引っ張られてバランスを崩した。
それは、まるでスローモーションのように。
気付いた時にはもう遅くて…
「……えっ」
いつの間にか重なった唇。
突然すぎて目を閉じるのも忘れた。
唇が離れた後、Aは
『警戒心持って？』
悪戯っぽく微笑う。
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なな(プロフ) - まきさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！展開考えながら書いてるのでお待たせしてしまうと思いますが、引き続きよろしくお願いします😊 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - この作品、めちゃめちゃ好きです!どうなっていくのか、楽しみで仕方ありません❤️ (2022年5月20日 13時) (レス) @page46 id: 932ad4f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - あいうさん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年4月30日 21時) (レス) id: ecac200247 (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - 最高です！ (2022年4月30日 13時) (レス) @page36 id: c84e13ef9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2022年3月26日 23時
