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時々ふっと思い出しては胸が苦しくなる。そのたびにあいつら地獄に堕ちろ、と思う。

なぜか中学時代に戻った今、もう二度と繰り返したくない。たとえこれが夢だろうと絶対嫌だ。
だから冬休み明け前に親にすべて、前回言わなかったクズどもからの仕打ちも全部話して、保健室登校を了承してもらった。

もちろん担任の女の先生にも電話で話したけど驚いてた。そりゃそうだ。
直接家に来て両親同席で話し合ったけど、担任は私が話すクズどもからの仕打ち内容に驚いてた。そして半信半疑で聞いているようだった。むかつくけど私の話だけを鵜呑みにするわけにいかないのは理解できる。
ていうか、やっぱ気づいてなかったんだ。前と一緒だ。

この女、私がクズどもとうまくやってないとは気づいてるはずだ。ていうか気づかなきゃ担任失格でしょ。
前に私が保健室登校になった時、詳しい仕打ち内容は自分から言わなかった。言う勇気がなかったと思う。どうせ信じてくれない。自分が根暗のコミュ障なのが悪いんだろって思われるかもとビビリ言えなかったのかも。

先生は私のことクラスに話したんだろうけど、当然あいつらは自分があいつを不登校するまで追い詰めました、なんてバカ正直に言うはずない。自分が悪いなんて認めないだろう。だって卒業式の日までクズどもが謝りにくることはなかったから。
担任はクズどものクズさに気づくことはなくて、時々私に会いに来ては教室に戻るよう促してきた。行事があれば参加しないか、仲良い子と同じ班にするからって言った。
卒業式も直前ではほんとに出ないのか、後悔しないのか言ってきた。
私ははっきり嫌と言えなかったが態度で嫌がり、教室に戻ることはなかった。

―――はぁ?
まずクズどもに謝らせるのが最初にするべきことでしょうが!!
それが筋だろ!!
なんで私のコミュ障が問題でクラスは悪くないみたいに話してんだ。そりゃコミュ力なくて見た目に気を遣わなかった私も悪いって理解してる。でもだからってクズどもがしたことは許されないだろ!!許す気なんかない!!どれだけ辛い思いしたと思ってんだ!!
あいつらも悪いんだよボケが!!!ふざけんな!!!!!

…と今なら思う。
詳しい内容言えなかったビビリの私も悪い。私は最初から学校の先生に期待なんてしてなかった。担任ったって受け持ちの生徒全員を把握できるわけない。クズどもだって先生の前では私に何もしなかった。

こういうことがあって、私はこの担任が嫌いである。

〃→←〃


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設定タグ:夢小説 , ハイキュー , 青葉城西   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2020年5月28日 15時

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