ソンムル ページ43
〜羽田空港
「…Aさん？…ですか？」
おじいさんに送ってもらった空港のベンチ。
待ち合わせに指定された場所で男性に声を掛けられる。
A「…はい」
「あ、、ぼくは、テミンの友達のグォノと言います」
日本語の発音が、どことなくテミンと似ている彼
A「あ、はい。」
テミンの友達が迎えに来てくれる事は聞いていた。
…
A「日本まで迎えに来て頂いてすみません。よろしくお願いします」
グォノ「あ、、はい！、あの、ぼくは日本語があまり得意ではありません、、、Aさんと会えたらテミンに電話するように言われてます、、少し待ってください」
たどたどしい日本語で一生懸命に話してくれる彼。
…
グォノ『おぉ、テミナ？今彼女と会えたけど』
聞こえてきた韓国語にテミンの日常を感じる
テミンの国の言葉は意味こそわからないけれど、なぜか私を嬉しい気持ちにさせる。
グォノ「Aさん、テミンから電話です、いいですか？」
A「はい」
そっと手渡されたスマホを受け取る。
A「もしもし、」
…
テミン[A？だいじょうぶ？]
耳に届くテミンの優しい声に、ふわっと緊張がほぐれる。
A「うん笑。」
フフフッと笑うテミンの声。
テミン[ボクが迎えに行けなくてゴメン。]
A「ううん、」
今回の旅行も全て手配してくれたのはテミンだ。
テミンに負担を掛けてばかりの関係に申し訳なく思っていたのに…
テミン[グォノは、優しいから安心して韓国まで来て]
A「うん。」
テミン[今日は、ボクが待ってる。。]
A「笑、うん。」
テミン[…早く会いたいな。。]
…
A「うん。。私も」
またフフッと聞こえる柔らかい笑い声
…私は
彼にもらう沢山の優しさに対して何かを返せているのだろうか
私の世界に沢山の色をプレゼントしてくれるテミン。。
今までは
同情という優しさに怯えることなんてなかった…
それも1つのコミニュケーションだと…
なのにテミンだけは…
大切に一つ一つ集めたこの色が
いつかまた色あせてしまうんじゃないかという恐怖に戸惑いながら
私はまたテミンに寄りかかる…
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しょくぱん(プロフ) - リセさん» リセ様、素敵なコメントありがとうございます！！このような作品を読んでくださり、また続きを楽しみにしてくださり、とても嬉しく思います！！ (2017年11月26日 17時) (
レス) id: d9f3752999 (このIDを非表示/違反報告)
リセ(プロフ) - とても好きなテイストの話です( ; _ ; )武道館で歌ったテミンと重ねてしまう( ; _ ; )続き楽しみにしています！ (2017年11月26日 15時) (レス) id: d6233cb381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょくぱん | 作成日時：2017年10月21日 14時
