R＆J ページ25
〜
テミン「ロミオとジュリエット…」
A「笑、子供みたいでしょ？」
テミン「そんなことない、ボクも好きな物語です」
A「子供の頃、いつも眠る前にお母さんに読んでもらってたの。」
A「でも、いつも最後まで聞けなくて。お母さんが読み始めるとすぐに私が寝ちゃうから。笑」
テミン「ふふっ」
A「で、次の日、あー。また寝ちゃったーって。なんで起こしてくれないの？ってお母さんに怒ったりして笑」
テミン「ダメだよ笑。お母さんは寝かせるために読んでるのに笑」
A「だって、私の知ってるロミオとジュリエットは、いつも出逢った場面で終わるんだよ笑。毎日笑」
テミン「ハハッ」
A「で、自分で読んでみようって思った時に、、
…目が見えなくなっちゃった」
テミン「…」
A「長い間、本のことなんて忘れてたのに。」
…彼女の指が文字を撫でる
A「指で文字を読む練習を始めた時にふと思い出したの。…ロミオとジュリエットが読みたいって。」
…
A「…でも、今思えば、読まない方がよかったな」
…
テミン「、どうして？」
A「だって結末が最悪だったんだもん笑」
…
A「お母さん、そんな事何も教えてくれなかったんだよ。ひどいよね笑」
「…」
A「死んじゃうエンディングなんてホント最悪。」
テミン「…」
「…」
A「だから、この本には最終章がないの。」
テミン「え、」
そう言って彼女が開いたページには、破られた跡が残っていた。。
…
A「私のロミオとジュリエットは、幸せな場面でいつも終わるの。。ハッピーエンドがいいから」
そう言って彼女はまたページを戻して初めから指を滑らせた。。
テミン「…」
彼女のいうハッピーエンド。。
それはどんな世界なんだろう
そして、その世界に僕はいるのかな
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しょくぱん(プロフ) - リセさん» リセ様、素敵なコメントありがとうございます！！このような作品を読んでくださり、また続きを楽しみにしてくださり、とても嬉しく思います！！ (2017年11月26日 17時) (
レス) id: d9f3752999 (このIDを非表示/違反報告)
リセ(プロフ) - とても好きなテイストの話です( ; _ ; )武道館で歌ったテミンと重ねてしまう( ; _ ; )続き楽しみにしています！ (2017年11月26日 15時) (レス) id: d6233cb381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょくぱん | 作成日時：2017年10月21日 14時
