彼女の傘 ページ18
…
しばらく立ち止まったまま、、
雨は相変わらず僕を濡らして。
帽子から伝う雫がポタポタと落ちる。
色んな事を考えてるような僕の頭は、どうしたいのか、そして何を悩んでるのかを教えてくれないまま右往左往する。
結局…
�牴颪い燭ぁ牒瓩燭世修譴世院�
…
「いらっしゃい」
カフェの扉を開くと、久しぶりに聞くおじいさんの声。
�爐海鵑个鵑廊瓩函�頭を下げると、
反射的に僕の目は彼女を探す。。
ピアノの向こうの席。。
雨に濡れた髪をタオルで乾かす彼女が見えた。
テミン「…」
彼女と反対側の席につくと、おじいさんにグラスと一緒に渡されたタオル。
テミン「ぁ、ありがとうございます、、」
「キミもずいぶん濡れてるね」
そう言って笑うおじいさん。
テミン「…はい笑」
「コーヒーでいいかな？」
テミン「あ、はい。」
おじいさんがカウンターに下がると、ｶﾀﾝｯと、彼女が立ち上がる椅子の音が聞こえた。
「…」
つい、彼女の行動を目で追ってしまう。
彼女の腕には、さっきまで雨にうたれていた本。
彼女はそれを抱えたまま手探りでカウンターのそばまで歩くと、その本をゆっくりと広げた。
開いたページに挟まれていたのは…
僕のあげたあのディスク。。
傘…
「おじいさん、これお願い」
そう言うと、彼女はおじいさんに大切そうにそれを渡した。
おじいさんは受け取ると、オーディオにディスクを挿入する。。
〜
流れ始めたのは、お世辞にも上手いとは言えない僕のピアノで…
僕の持つ傘と彼女の持つ傘…
彼女はテーブルで頬杖をつきながら僕の演奏を聴く。。
目を閉じて、じっと耳をすませる彼女…
その横顔がとても綺麗だったから…
だから僕は
胸がいっぱいになって
…泣きそうになったんだ。
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しょくぱん(プロフ) - リセさん» リセ様、素敵なコメントありがとうございます！！このような作品を読んでくださり、また続きを楽しみにしてくださり、とても嬉しく思います！！ (2017年11月26日 17時) (
レス) id: d9f3752999 (このIDを非表示/違反報告)
リセ(プロフ) - とても好きなテイストの話です( ; _ ; )武道館で歌ったテミンと重ねてしまう( ; _ ; )続き楽しみにしています！ (2017年11月26日 15時) (レス) id: d6233cb381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょくぱん | 作成日時：2017年10月21日 14時
