紅一点×SnowMan (ページ8)

今日:2,040 hit、昨日:3,523 hit、合計:426,527 hit

★ ページ8

気づいたら俺も眠っていて。
美味しそうな匂いで起きる。

A『あっ。優吾おはよう。』

「おはよう。わざわざ作ってくれたの？いつもありがとね。」

A『ううん。料理は得意だから。』

目の前にはザ・朝食って感じのメニュー。
ほうれん草のおひたし美味しそう。

「いただきます。うわっ。相変わらずうまい。」

両手を合わせていただきますをする。
いつも思うけどほんと美味しい。
17歳の作るご飯とは思えない。

A『よかった。』

「今日は仕事？」

A『うん。まあ、打ち合わせとレッスンだけ。』

「なるほどね。」

A『うん。今日は1人だけだけどね。』

「俺は買い物行こうと思ってるんだけど。事務所の近くまで送っていくよ？」

A『やった！嬉しい。』

にこにことした顔でもぐもぐとご飯を食べる。

Aはいろんな事情で高校は通信に通っている。
やっぱり実際に通うとなると忙しいのと、
過去にいろんなことがあったから大変なのだ。

ご飯を食べ終わって、それぞれ支度をして自宅を出る。
バイクの後ろにAを乗せて、
安全運転で事務所に向かった。

A『優吾ありがとう。』

「おう。頑張れよ。」

A『うん、頑張る。』

事務所近くにバイクを停めると、Aが降りる。

外出する時のAはしっかりと
変装した格好でないといけない。

過去に路上で襲われかけたこともあるから、
事務所にきちんと入ったことを確認するのが日課だ。

入ったことを確認すると大学に向けてバイクを走らせた。