紅一点×SnowMan (ページ49)

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自宅に着いた頃に、
優吾がインターフォンを鳴らしてくれて。

オートロックを解除すると、
しばらくして玄関に入ってきた。

「ゆうごっ！」

高『おー。久々だな。最近呼ばれないから、SnowManのお兄さん達に頼ってるのかと思っていたよ。』

「うん、頼ってはいるよ。だけど、プライベートまでは踏み込んでないし、こさせてないの。」

高『なるほどね。』

「彼氏できたから。」

高『え？』

「彼氏ができたから、あんまり頼らないようにしようと思ったんだけど。」

高『うん。』

「遠距離で、なかなか頼れないから。つい、優吾を呼んじゃって。」

涙が出てきそうになるところに
優吾の手が頭に乗っかってくる。

高『大丈夫。頼ってよ。俺達親友だろ？』

「うん、、、。ありがとね。」

優吾に部屋に入ってもらって一緒に夕食を食べる。

高『やっぱりAの料理はうまいね。』

「ほんと？よかった。」

高『彼氏ってさ、うちの事務所の人？』

「、、、。ごめん。それは優吾でも言えない。2人の秘密だから。」

高『そっか。まあ、どこから情報が漏れるか分かんないもんな。気にすんなよ。』

いつもの笑顔でそう言ってくれる優吾は本当に優しい。
彼は優しさと笑顔でできている。

「今日は久々に牙を向かれたから。疲れた。」

『まじかよ。誰に？』

「先輩。あんなに直接的に言われたのは久々で。最近はSnowManのみなさんが居たからそんな言われてなかったからさ。ちょっとメンタルにきた。」

優吾は黙って頭をぽんっとしてくれる。
やっぱりこの温もりは安心する。

「今日も一緒に寝てくれる？」

『彼氏に悪いでしょ、それは。』

「彼氏もいいって言ってくれてるもん。」

『え？』

大毅の言葉を都合よく解釈して。

「お願い。じゃないと寝れない。」

『、、、。分かったよ。』

前と同じように優吾が抱きしめてくれて眠る。

やっぱり優吾の温もりは安心できるな。
甘えるのが良くないのはわかってるけど。

向けられた敵意から自分を守る方法は思いつかなくて。
いつの間にか眠っていた。