紅一点×SnowMan (ページ32)

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side YOU ページ32

重岡くんとはあれ以来毎日会っている。
夕食を一緒に食べて、お風呂に入ってもらって、
一緒に寝て。

あれだけ寝不足だったのに、
重岡くんと寝てから毎日熟睡できる。

翌朝こんなにすっきりと目が覚めることある？
ってくらいになっていて。

ちょっとした依存状態になっていた。

そして重岡くんとは気づいたらタメ語になってて。
慌てて敬語に戻そうとしたら、
そのままでいいからと言われてから2人の時はタメ語だ。

優吾もそんな感じで仲良いけど、違うところもある。

なんだかドキドキするのだ。

優吾といる時はただただほっとしていたけど。
重岡くんといる時はほっとするのに加えて
ちょっとだけドキドキする。

撮影も残り日数が少なくなってきて、
関西に住んでいる重岡くんと居られる日にちも
少なくなってきた。

いつも通り、夕食を食べてお互いお風呂に入って。
いつもならすぐベットで寝るんだけど、
なんだか今日は寝たくなくてソファに座っていた。

『あれ？まだ寝てないん？珍しいやん。』

「うん、なんだか寝れそうになくて。」

『そうなん？お兄さんがぎゅっとしたるわ。』

重岡くんがいつもベットでするみたいに
抱きしめてくれる。

いつもはされるがままなんだけど、
今日はもっとくっつきたくて抱きしめ返した。

『珍しいやん。松雪さんから抱きついてくるの。』

重岡くんが笑いながら強く抱きしめ返してくれる。
それに少しだけドキドキしていた。

「だって、、、。」

『ん？』

「なんかもっとくっつきたかったんだもん。」

『、、、。そんなん言ったらあかんで？』

「なんで？」

顔を上げたら、顔を真っ赤にした重岡くんがいて。

『こっち見んといて。今顔赤いやろ。』

「うん。」

『ほんまに、、、。俺のことドキドキさせんといて。』

え？重岡くんもドキドキしてるの、、、？
同じだったんだ。

「重岡くんもドキドキしてるの？」

『もってことは松雪さんもドキドキしてくれてるん？』

「うん。なんか重岡くんって安心できるんだけど、同じくらい緊張するの。」

この気持ちが何がはなんとなく想像つくんだけど。
こんな気持ちを抱いていたら、
重岡くんには迷惑だよなって思って声には出せない。

『なぁ、、、。それって俺と同じ気持ちってことでええの？』

「同じ気持ち？」

『うん。俺、松雪さんのこと好きやで？』

嘘だ、、、。