紅一点×SnowMan (ページ19)

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後日、バカレアの宣伝のために久々に6人で集まって、
雑誌の撮影のために楽屋で待機していた。

ジェシー『AHAHA〜！』

相変わらずジェシーはうるさい。
みんな一見バラバラなようで対等な関係だから、
ここのメンバーは本当居心地が良い。

「この間さ、初めて松雪と共演したの。」

田中『あー。噂の紅一点さん？』

「そうそう。演技バチくそ上手かった。」

京本『へー。やっぱあの人すごいんだな。』

「撮影後に初めて話したけど、顔見れなかった。綺麗すぎるわ。」

ジ『近くで見てみたいな。というかしゃべってみたいよね。』

松村『確かに。どんな人かは気になる。』

あ、ここのメンバーは松雪に対して、
嫌なイメージは無いんだ。よかった。

やっぱりいろんな噂があるから悪く思ってる人が多いし、
この話題出そうか悩んだけど。大丈夫そうだ。

「今度さ、みんなで話してみようよ。」

高地『それはさすがにやめといた方が良いんじゃない？本人が嫌がるかもよ。』

ジ『えー、やってみないと分かんないじゃん。』

高『そうだけどさぁ。』

みんな乗り気だったのに、高地だけ反応が薄い。

「高地は嫌いなの？松雪さんのこと。」

高『いや、そんなことねーよ。あいつ嫌がるんじゃ無いかなって。』

ん？？？高地の言葉にちょっとだけ違和感。
ひょっとして話したことあるのかな？

その後、話は他の話題になって、
楽屋から移動しようとしていた。

「高地ー！」

高『ん？』

「高地って松雪と話したことあるの？」

高『あー、まあ。そんなところ。』

曖昧に濁す高地の態度はますます謎だ。

高『まあさ、これからも撮影の時いろいろ気にしてやってくれよ。』

そう言って俺の肩をポンと叩いて歩いていった。
やっぱりここ2人は何かあるんだろうな、気になるな。

今度撮影で一緒になったら聞いてみよ。そう思った。