マネージャー×SnowMan② (ページ9)

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「もうっ。朝から2回はやりすぎ。」

『ごめんって。我慢できなかった。』

「まあ、いいけど。」

『Aだってノリノリだったじゃん。』

恥ずかしくなって、辰哉の肩を軽く叩く。
話題を逸らしたくなって話しかけた。

「朝ごはん食べる？」

『んー。ほしい。もう昼ごはんに近い時間だけど。』

冷蔵庫をみると
日頃の忙しさもあって全然食べ物がない。

それでもかろうじてあった卵とソーセージ、
ブロッコリーを使って簡単な朝食を作る。

「冷蔵庫の中何も無くて。こんなのしか作れなかったけど。」

目の前にパンとスクランブルエッグ、
付け合わせにブロッコリーを付けて、
あとは温かいコーヒーを出す。

『いや、十分すぎるよ。ありがとう。』

いただきますと2人で手を合わせて朝食を食べる。

2人でこんなゆっくり朝食を食べたのはいつぶりだろう。
はぁ、、、。なんというか。

「『幸せ。』」

あ、ハモった。
2人でそのまま笑いながら朝食を食べた。

2日後、今日は年末の舞台に向けた
全体の顔合わせがある。

辰哉はこの舞台から復帰するので、
この顔合わせに参加していた。

私が個人的に楽しみだった理由がある。
南と初めて一緒に仕事ができる。

南は結構コンサートの演出に
まわることが多かったから。

確か本人も舞台は初めてって言ってたっけ。

そんな中、隣の人はなぜか顔色が優れない。

「真山どうした？まだ二日酔い？」

真『いや、俺は次の日にはぬけるタイプなの。いや、そうじゃなくてさー。』

なんだろ。歯切れ悪いな。
いつもとは違う様子の真山だ。どうしたのかな？

真『白崎さ、飲み会の時どうやって帰った？』

「ん？彼氏が迎えにきたっぽい。私は覚えてないけど。」

真『え？お前彼氏いたの？』

「いないとは言ってないよね。」

真『はぁぁぁ。マジかよ。ほんと秘密主義だな。まあ、いいんだけどさ。』

その後も大きくため息をつく真山。変なの。