マネージャー×SnowMan② (ページ6)

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★ ページ6

タクシーを拾い、お店に向かった。

お店の前に着くと、
酔っ払い状態の真山さんとA、
もう1人女の人がいた。

あれ、あの人演出部の南さんじゃん。
大丈夫、多分俺のことは分からないはず。

「あの、さっき電話した者です。」

南『あー！彼氏さん。どうも。南です。もう、見ての通りでして。テキーラのショットをみんなで飲んでたらここ2人潰れちゃって。』

Aと真山さんはぐったりしてる。
これは中々きてるな。

てか、南さん同じように飲んで潰れてないのか、やば。

「すみません、ご迷惑おかけしました。」

南『いやいや、むしろ迎えにきてくれて助かりました。こっちの男の方は私が送るので、白崎をお願いします。』

「分かりました。」

南さんからAを受け取る。
全体重かけられてる。

軽いけど、意思がないから歩かせるの大変だ。

あとはバレたら大変だからと思い、
早々に立ち去ろうとすると南さんから声かけられた。

南『あれ？お兄さんどこかでお会いしたことあります？』

やばっ。とりあえず知らないふりしよう。
暗いから大丈夫だろう。

「いや、ないですが。」

南『いや、ですよね。すみません。でも良かったです。』

ん？何が良かったのだろう。

南『白崎も彼氏がちゃんといて。この子、自分のプライベートは同期にも一切話さないから。いつも頑張りすぎてるし、大丈夫かなって心配していたんです。でも、頼れる人がいるんだと思って安心しました。仕事も忙しいし、なかなか2人の時間取れないと思いますけど、大事にしてあげてください。』

Aはめっちゃ素敵な同期がいるんだな。
ここは、ちゃんと俺の気持ちをわかってほしくて、
南さんの目を見て言った。

「もちろんです。一生大事にします。」

あんなことがあったからこそ余計思う。
Aのことは何があっても
一生大事にしていきたいなと。

そう言うと南さんは満足そうに笑って、
真山さんと帰っていった。