マネージャー×SnowMan② (ページ50)

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約半日のフライトを経てニューヨークに降り立つ。
ちょうどタイミングを同じくして姉と男の人が1人見えた。

「お姉ちゃん。」

姉『A。』

姉の目も腫れていて、泣いていたのがよく分かる。

姉『こっちが前に話していたフィアンセのジェームス。』

ジ『Hello』

どうやら前に話をしていた
ジェームスさんと一緒に来たみたいだ。

「とりあえずワシントン行きの飛行機のフライトが迫ってるから乗ろう。」

3人でワシントン行きの便に乗る。

どうやらジェームスさんは日本語も
少しは分かるみたいで通訳も兼ねて来てくれたみたいだ。

それからワシントンD.C.に無事着いて、
日本総領事館に向かう。

大使館『白崎様。お待ちしてました。こちらです。』

暗くて寒い部屋に案内される。
こんなところに来たくなかった。

震える足をなんとか進めて立ち止まる。
　

大『お二人はご両親でお間違いないでしょうか。』

白い布を取られ、見えた顔は確かに父と母で。
ただただ眠っているように見えるけど、微動だにしない。

「、、、。間違いありません。」

大『そうですか。ご愁傷様でございます。』

姉『あとで然るべき手続きはとりますから、今は家族だけにして下さい。』

大使館の人とジェームスが部屋を出ていく。

私と姉はひたすらに泣き続けた。