マネージャー×SnowMan② (ページ49)

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side YOU ページ49

シンガポール公演から戻ってきたら、
すぐに少年たちの準備が始まった。

この公演からSnowManとSixTONESが主演だから。
私と真山の思い入れはかなり強い。

真『いよいよ明日からだな。』
　

「うん。ほんとここまで来れてよかった。」

真『SnowManはほんと苦労人達だからな。』

「やっぱり滝沢さんの力は大きいよ。」

滝沢歌舞伎で一緒に回ることで、
力をつけてきた彼らが主演を務めることになったのは
ほんと嬉しくて。

最初決まった時は涙が出そうになった。
辰哉も気合いがかなり入っているのが分かる。

今日のリハも上手くいってたし、
そろそろ帰ろうかなと思って支度をしている時だった。

ppp...

「ごめん。真山なんか電話入ったみたい。」

真『おう。もう誰もいないしここで出なよ。』

「ありがとう。」

スマホを見ると見覚えのない番号。
桁も違うし、これって国際電話？

とりあえず出てみると日本人の声ではある。

大使館『もしもし。白崎Aさんのご連絡先でよろしいでしょうか。』

「はい。そうですが。」

大『こちらアメリカの大使館からかけておりまして。ご両親の件ですが。』

お父さんとお母さん？

大使館の方が淡々と詳細を話す。
私は持っているスマホを落とした。

真『おい、スマホ落として、、、。白崎？』

大『聞こえてますか？』

真『すみません。白崎の同僚ですが、本人が話をできる状態ではないのですが。』

涙と震えが止まらない私に代わって
真山が電話に出てくれる。

しばらくしてスマホでの通話を終えた。

真『白崎。とりあえずまずはアメリカに行け。』

「でも、、、。舞台、、、。」

真『その精神状態では無理だろ。明日からの仕事はとりあえず盛岡とどうにかするから。吉野部長にも事情は話しとく。まずはチケット取って早く行け。』

「ごめん。ありがとう。」

真『どうせ有休たくさんあるだろ。めいいっぱい使えるようにしとくから。』

私はカバンを掴むと、急いで自宅に戻り、
必要なものを持ってアメリカ行きの飛行機に乗った。