マネージャー×SnowMan② (ページ48)

今日:159 hit、昨日:55 hit、合計:89,797 hit

★ ページ48

「あのさ。」

『ん？』

俺の呼びかけにAがこちらを向く。

「俺、絶対にSnowManでデビューするから。それで落ち着いた頃にさ、、、」

『うん。』

結婚したいね。

そう言おうと思ったけど、
なんだかまだ言葉にしては行けない気がして。

言う代わりに左手の薬指をトントンとした。

「ここ、着けさせて？」

多分それで意味は分かってくれるはず。

『もちろん。私はこれからもずっと辰哉だけだよ？』

Aが抱きついてきた勢いで
ビーチに押し倒される形になる。

普段とは逆の状況にドキドキが止まらない。
本当この人とは何年も一緒にいても
一生恋人なんだ。そう思わされる。

そのままAの顔が近づいてきてキスをかわす。
最初はライトに。徐々に深くなるキスに夢中で応えていた。

『ねえ。』

「ん？」

『大好き。』

「俺も。」

ほとんど沈んでいる夕陽を見ながら、
束の間の2人の休日を過ごしていた。

そのあとは予約したレストランで、
いつもよりちょっとだけ豪華な夕食を食べて。

みんなが帰ってきた頃に、
それぞれホテルの部屋に戻った。

渡『あ、おかえりー。』

「お、まだ起きてたのか。」

渡『うん。友達と遊ぶの楽しかった？』

「うん。よかったよ。お前らは楽しかった？」

返事の代わりに親指でグーサインが返ってくる。
楽しかったんだろうな。だけどそれ以上に
俺は幸せだったから。

ベットに入り、携帯のフォルダにある2人の写真を見て、
思い出に浸りながら気づいたら寝ていた。