マネージャー×SnowMan② (ページ46)

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ふふっ。嬉しいな。

思わず鼻歌を歌いながら明日の服装を考えていると
ホテルの部屋のチャイムが鳴る。

「はーい。」

ドアを開けると目の前には大好きな人。

『よっ！』

「辰哉だ。」

部屋に入ってきた辰哉を勢いのまま抱きしめる。

『聞いた？滝沢くんから。』

「うん。今ちょうど電話きたの。」

『てことで明日は2人で出かけよう。ちょっとプラン考えたから明日は楽しみにしといて。』

ふふっ。嬉しさのあまりさらに強く抱きつく。

「すごく楽しみ。」

『俺も。』

今から明日まではマネージャーの白崎さんじゃなくて、
辰哉の彼女でいいんだ。嬉しいな。

『てなわけで今日はここに泊まります。なんかイケナイコトしてる気分。』

「ふふっ。わたしも。」

『じゃあさ、もっとイケナイコトしよっか。』

そのままベットに押し倒されて、
甘い濃密な時間を過ごす。

「あっ、、、。いやっ、、、。」

『しっ。ここ壁薄めだから声抑えて？』

頭はしっかりと頷くんだけど、
辰哉から与えられる刺激に吐息が漏れる。

「んふぅ、、、。」

『俺もそろそろ我慢できないや。』

性急に辰哉自身が私に入ってくる。
そのままお互い本能に従ってベットの上で過ごした。

「おはよ。起きて！デート！」

『うーん。』

次の日の朝、寝ぼけている辰哉を起こす。

「早く行こ。みんなに見つかる前に出ないと。」

『あ、そっか。』

滝沢さんが今日の予定を送ってくれているから、
その時間に被らないように行動しないといけない。

せっかくのデートだし、時間がもったいないから
早く行きたいのもあるけども。

『あれ。もうAは準備終わってるの？』

「うん。楽しみで早く起きちゃった。」

『あれじゃん、遠足の日に早く起きちゃうやつ。』

「もー。そんなのいいから早くしてよっ。」

辰哉を洗面台に促し、急いで準備してもらう。
サングラスをかけて、荷物を持って、
2人でセントーサ島行きのバスに乗った。

「楽しみだね。」

『うん、ほんとに。』

暑さのあるシンガポールのバスの中、
離れたくなくて手を繋ぐ。

2人で微笑みながら目的地へと向かった。