マネージャー×SnowMan② (ページ5)

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今日というかしばらく休みだし、
Aの家に居ようかな。合鍵を使って部屋に入る。

あれ？
今日そんな遅くならないはずなのに、
待てど暮らせど帰ってこない。

ちょっと心配になって電話を掛けた。
複数回のコールの後、声が聞こえる。

A『もしもしぃー？』

   「A？あれ、酔ってる？」

いつもとは違う、
明らかに酔ってますって感じの声が聞こえる。

ここまで、Aが酔ってるところは
初めてかもしれない。

   A『あー！たつやだぁ。よってないよぉ。』

大丈夫かな？少し心配になる。  

「酔ってるね。今どこ？」   

A『んー。どこだろぉー。南ここどこぉー。』

一緒に飲んでいる人に場所を聞いてる。

うーん。これは悪い酔い方してるな。
どうしようか。 

そしたら電話口から、
Aより低い女の人の声が聞こえた。

    南『もしもし、あの。会社の同僚の南です。』

「あっ、初めまして。」

やべっ。事務所の人じゃん。
バレたらやばいな。とりあえず名前は伏せとこ。

南『あの、彼氏さんですか？ええ、同期会していたらこの子酔っ払いまして。』

「あ、まじすか。そしたら迎えに行きます。」

南『あ、ほんとですか？助かります。店の場所はえっと表参道のところでして。』

あれかな。
真山さんがよく連れて行ってくれるとこかな。

「路地裏のところっすか？」

南『あーはい。そうです。』

「そこなら分かるので行きます。お店の前で待っといてもらえたらと。30分もかからずいけるかと。」

南『はい、分かりました。』

多分会ったことない人だから
変装していけば大丈夫だよね。

帽子を目深に被って、マスクをする。

多分タクシー使えばそんなに遠くないはずだ。
とりあえず携帯と財布だけ持って
近くの大きな道路にでる。