マネージャー×SnowMan② (ページ38)

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滝『その薬を仕込んだのはあいつなんだけどね。それを指示した人がいるんだよ。』

「えっ、、、。」

あの子が単独でやったことではないの？
見えない黒幕がいる事実に体が震えてくる。

真『あいつも最初は口を割らなかったんだけどな。そこから色々と情報が集まってきて。』

滝『うん。で、その人がそこの子なんだけど。』

滝沢さんが指を差した先には羽田さんの姿。
羽田さんは下を向いて唇を噛んでいる。

その様子を会議室にいるみんな冷たい目で見ていた。
盛岡くんの顔が1番険しい。

吉『盛岡くんがそのJr.と羽田さんが薬を入れることを話している内容を聞いていてな。そこから更に調査したら発覚したんだ。』

真『ほんと、薬とか命にも関わりかねないし、何より白崎の心が傷つくんだよ。お前どういうつもりでっ、、、。』

真山が羽田さんに迫ろうとするのを、腕を掴んで制止する。
それを見てから滝沢さんが聞いた。

滝『君はJr.の風紀を乱したんだ。複数人のJr.をたぶらかしているという報告や、白崎さんに嫌がらせをしていたという目撃証言もあがっている。やっていることはここの事務所に所属するスタッフとしては失格だよ。』

滝沢さんの言葉にそれまで黙っていた羽田さんが
立ち上がって私に向かって言葉を発する。

羽『大体あんたがジェシーと仲良くするからじゃん。』

「え？」

真『は？』

突然でてきたジェシーの名前にみんな困惑する。

羽『私がずっと好きだったのに！それなのにあんたみたいなオバさんがジェシーと仲良くしやがって。おかげで私が話しかけても反応ないし。あんたがちやほやされてるのを勘違いする前にこちらから色々仕掛けさせてもらっただけ。ホテルに連れ込む写真を撮りたかったのに、あの男がへぼいせいでジェシーが助けたのは気に入らなかったけど。』

ますます展開が読めないけど、話しっぷり的には、、、。

「てことは写真を撮ったのは羽田さん？」

滝『まあ、そうなるね。要はハニートラップみたいな感じだよ。』

でも、どうして。謎すぎて。

盛『羽田さん、ジャニオタの間でも少し有名なヤラカシの人なんですよ。特にジェシーのファンだったみたいで。』

真『よく盛岡知っていたな、そこまで。』

盛『当然すよ。俺もジャニオタっすから。』

滝・吉・真『えっ？』

そうなの？驚きのあまり私は声が出ない。