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「いや、ほんとありがとね。ジェシーは帰っても大丈夫だよ。俺が送る。」
ジ『いや、深澤くんだけだと大変じゃないすか？俺も、、』
「大丈夫。終電もあるでしょ。俺の家と白崎さんの家近いんだよね。だから大丈夫。」
ジ『そうすか？分かりました。お願いします。』
なんとなくジェシーには
ついてきてほしくなくて嘘をつく。
そのままAを
お姫さま抱っこするとタクシーを拾い、家に帰る。
タクシーの中ですやすやと眠るA。
ほんと、ありえない。
とりあえず先輩は問い詰めないとダメだな。
家に着くとちょうどAが起きた。
『ん、、、。』
「起きた？」
『あれ、、、。辰哉？』
「そう、辰哉。」
『私、、、。』
色々と思い出したのだろう。
身体が震えている。
Aの身体を優しく抱きしめた。
「怖かったよね。助けられなくてごめん。」
『ううん。ジェシーに助けてもらったから。でもお酒であんななることないと思うんだけど。』
うーんと悩んでる顔をしているA。
あまり言いたくはないけど、、、。
「多分さ、酒に何か入れられてるかも。」
『えっ？うそ、、、。』
「ジェシーが言ってたんだよ。見かけた時、普通の酔い方じゃなかったって。思い当たる節はある？」
『あの子が、これ飲みやすいからって甘いお酒をくれたんだよね。その後からかな。一気に酔いが回ったの。』
絶対それだ。怒りがすごい。
てか先輩は女癖は悪いけどそこまでやるか？
色々と疑問はあるけど、ほんと最悪な状況だ。
「とりあえず先輩の方は俺に任せて？ちょっと他の人の力も借りて問い詰めるから。これから絶対あの先輩と一緒にならないで？怖いでしょ？」
『うん、、、。ありがとう。』
涙を溜めながら頷くA。
抱きしめると泣き声が聞こえる。
優しくトントンするとそのまま眠った
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作者名：しょこら | 作成日時：2023年12月27日 12時
