マネージャー×SnowMan② (ページ31)

今日:133 hit、昨日:55 hit、合計:89,771 hit

side FUKAZAWA ページ31

今日はクリエが
オールアップで打ち上げしてるんだったな。

いつもなら大体参加するんだけど、
今日は夜に単独の仕事が入っていけなかった
。

行きたかったなぁ。
他のみんなは今頃楽しんでるんだろう。

そろそろ帰るか。
そう思ってスタジオを出た頃に電話が掛かってくる。

ん？名前を見ると珍しい人。

「はいはーい。ジェシーどうしたの？」

ジ『あ、深澤くん。今大丈夫っすか？』

「んー。いけるよ。」

ジ『実は白崎さんが、、、。』

A？
ジェシーから出てきたのはまさかの名前で。

「白崎さん？どうかしたの？」

ジ『なんか、先輩がホテルに連れ込もうとしてて。』

「は？」

やばい。付き合ってること言ってないのに
素で反応してしまった。怒りを抑えて続きを聞く。

ジ『なんかお酒でってよりは変な酔い方してるので、声かけたんすよ。なんとか無理矢理先輩から引き剥がして、今は俺が見てるんすけど。自宅わかんないし、真山さん連絡つかないし。なのでとりあえず深澤くんなら分かるかなって。SnowManの皆さん仕事一緒にしてること多いですし。』

「あーね。みんな今飲み会だからなぁ。俺は仕事終わりだったから、丁度よかったよ。家も分かるから。どこ行ったらいい？」

ジ『ありがとうございます！場所はLINE送りますね。』

ジェシーから送られてきたところに
タクシーで向かう。もう、苛立ちと不安と心配と。
とにかく早く着いてほしかった。

言われたところに向かうと
ベンチに腰掛けるジェシーと、
膝を枕にして横になるAの姿が見えた。

髪を撫でてるジェシーの顔が
今まで見たどの顔よりも優しくて。

できてるはあり得ないけど、
ひょっとしたらAのこと好きなのかもしれない。
そう思わざるを得ない状況だ。

ジ『あ、深澤くん。ありがとうございます！』

「いーえ。連絡もらった時はマジで焦ったよ。とりあえず白崎さんは大丈夫そうかな。」

ジ『多分寝てるだけなんで大丈夫っす。でも、ただ酔ってる感じでは無かったんですよ。』

「ちょっと薬かなんか入れられてる的な？」

ジ『そうです。目の焦点全く合ってませんでしたし。』

「とりあえずその先輩問い詰めるか。誰だった？」

ジェシーに聞くと女癖が悪いで有名な先輩だった。

もしこれでジェシーが
見つけてくれなかったらって思うとゾッとする。