マネージャー×SnowMan② (ページ29)

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事務所に戻るとデスクには真山がいる。

真『お、おつー。』

「おつかれ。」

真『なんか顔が疲れ切ってない？やばいよ。』

「いや、実はさ。」

真山は今日、クリエの方だったから
滝沢歌舞伎であったことは知らない。
簡単に話をした。

真『うーん。まじか。俺はあまり人を疑いたくないけど、それはやってんな。白崎がタレントの要望を聞き逃すはずないし。』

「真山もそう思う？」

真『うん。しかもさ、白崎にはあんまり言いたくはなかったんだけど、なんか色々白崎にとって良くない噂たってんぞ。1番多いのはジェシーとできてるってやつ。』

「ええっ！？何それ。」

真山から衝撃の噂が立ってることを聞く。
いや、そもそもなんで。

真『俺も今日クリエだったじゃん？たまたまそこで聞いたんだよ。他のJr.が話してるのを。確かにジェシーと仲は良いけど。どっちかというと姉弟みたいな感じだろ。誰が見ても。』

「いや、そうだよね。」

真『俺もあり得ないって否定はしといたよ？だけどまあまあ広まってるっぽい。だから気をつけろよ。』

「分かった。」

変な噂まで出回ってるのか。嫌だな。
見えない恐怖に襲われているような感覚。
とりあえず気をつけて生活するしかないな。

そんな中、今日はクリエの最終日だ。
ふぅ。何とか無事に終わることができそうだ。

あれから羽田さんとは
ますます仕事がしづらくなっている。

話しかけても無視はもちろん、
指示した仕事もしなくなった。

だから私はできる限り真山から指示してもらったり、
盛岡くんにお願いするようにしていた。

そしたら羽田さんが私を蔑ろにしてるとか、
Jr.の前で泣きながら言ってるみたいで。

もう、ため息をつくしかないって感じだよね。

そんな中で今日は珍しく、タレントやスタッフも
合わせた打ち上げをすることになっている。

もちろん、Jr.には未成年の子達もいるから、
その子達を抜いてだ。

そこそこの人数が集まるから居酒屋を貸し切っている。

私は普段はそんなに飲まないけど、
疲れやイライラもあってビールを飲んでいた。

ちなみに辰哉は他の仕事で来れないんだよね。

Jr.『あ、白崎さん珍しいっすね。飲んでるの。』

「あー、うん。たまにはね。」

こんな場だから普段あまり話さないJr.の子達とも話す。
人となりを知ることができるからいい機会なんだよね。

Jr.『もっと飲みましょ？ね？』

「ありがとう。」