マネージャー×SnowMan② (ページ28)

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side YOU ページ28

嘘だ、、、。
私は新橋演舞場の舞台の上で呆然としていた。

滝沢さんからの言伝。
羽田さんが伝えたと言っているが、
おそらく伝えてないと思う。

私はタレントからの伝言はすぐにメモを取ったり
行動するようにしてるから。

マネージャーたるもの、
第一優先はタレントだなと思ってるし。

羽田さんが目の前で泣いてるけど、
それを見て冷静になる。

最近、目の敵にされてるかなと思うことが増えてきた。
こちらから彼女に話しかけても無視してくるし。

あー、最近女の人と絡むことが
ほぼ無かったから忘れていたよ。

自分でもそこそこの容姿を持っている自覚はあって、
学生時代はよくそのせいでこういったことはあった。

男に媚びてるとか男と遊びまくってるとかね。

別に私のことは嫌いでもいい。
だけど、仕事に影響してはダメだ。

はー。お願いだからプロ意識は持って欲しい。
ため息をつくしかない。

北山『Aちゃん大丈夫？』

「大丈夫だと思う？」

北『いーや。でも、俺はAちゃんの仕事っぷり見てきてるから。君が嘘ついてるとは思わないよ。』

「ありがとう。分かってくれる人が1人でもいるだけで助かる。」

北『ん。何かあったらすぐ教えろよ。対応できることはするから。』

みっくんの笑顔に安心する。
やっぱりこの人は私の精神安定剤だな。そう実感する。

とりあえず確信があるわけでもないから、
私が動いてミスの起こらないようにするしかない。

はぁぁ。ただでさえ公演が重なって忙しいのに。
私は近くで泣いている羽田さんに見えないように
深いため息をついた。