マネージャー×SnowMan② (ページ27)

今日:4 hit、昨日:229 hit、合計:89,871 hit

★ ページ27

滝『ごめん。俺がちゃんと伝えられなかったよ。ちゃんと紙に書いて渡せばよかったね。また後日差し入れするから、今日はごめんだけど解散で。』

滝沢くんが何とかその場を収めてみんな解散する。
羽田さんはずっと泣いていて、数名のJr.が慰めている。

Aの方を見ると呆然としていた。
多分涙もこらえている。

本当ならすぐに駆けつけて抱きしめたいんだけど。
そんなことできるはずもなく。

北山くんが近くにいたので、Aに話しかけていた。

滝『深澤。』

「はい。なんでしょうか？」

小声で滝沢くんに話しかけられる。

滝『お前さ、白崎さんって言われたこととか忘れるような人だと思う？』

「いや、それはないっすね。どんなに忙しくてもすぐスマホでメモ取ってますし、とくにタレントからのお願いとかはすぐに対応しているイメージです。」

滝『だよな？俺もそう思う。白崎さんが忙しそうだったからあの子にお願いしたんだけども。』

羽田さんか、、、。

羽田さんとAが上手くいってないのは
側から見ても明らかだったから。
なんか嫌な予感するな。

「なんか怪しいっすね。羽田さん。」

滝『ははっ。やっぱ深澤もそう思う？俺も。社長にそこそこ人を見る目を鍛えられてきたからさ。何となくわかるよ。』

「ちょっと他のJr.とかからも探ってみます。」

滝『ん。よろしく。何かあったら教えてね。』

「はい、分かりました。」

滝『お前白崎さんのこと好きだもんな。そりゃあ頑張っちゃうよね。』

「ええっ？？」

唐突に滝沢くんに言われて変な声が出る。
あれ、付き合ってること言ってないよね？

滝『だってお前いつも白崎さん見てんじゃん。それこそ羽田さんが媚び売ってきても全く興味なさそうだし。』

あ、付き合ってるのは流石にバレてないか。
なら、大丈夫か。

「まあ、好きっすね。羽田さんは苦手な部類なんで。」

滝『ははっ。やっぱりか。綺麗だもんな、彼女。それにしてもお前が女の人苦手とか言うの珍しいな。本当あの子は気をつけた方がいいよ。俺は白崎さんすごく良いマネージャーだと思ってるからさ。変なこと起きないでほしいって思ってる。』

滝沢くんは鋭い視線で羽田さんを見ていた。
ほんと何も起こらないで欲しい。そう願った。